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麻布競馬場 / 集英社単行本 (109件のレビュー)
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2041264番目の読書家
薄っぺらくて中身のない、でも見栄っ張りな人間が沢山描かれていた。面白いけど、読んでると何故か暗い気持ちになる。それは、自分と重なる部分があるからかもしれない。この本は心の健康に良くないかもしれないです…ね。続きを読む
投稿日:2024.05.19
kakori
田舎では優等生だったのに東京に来て劣等感、東京に憧れてたけど挫折して、そんな感じの短編がいっぱいです。どのお話の主人公も幸せじゃなくて読み終えた時にちょっと疲れた。
投稿日:2024.05.18
pocori
世代的に、、身につまされるような、一線を引いているところから眺めているような、内容たちだった。 ふふってなっちゃうような、たまに読んでて苦しくなっちゃうような、前時代的な何かをぶち壊したかった、ぶち壊…せつつあった平成後期という時代の黒歴史。令和になった今となってはたぶんこれも前時代的というかこんな時代もあったんだなってことになっていくんだろうな。 タワマン文学??ジャンル分けってナンセンスかもしれませんが、個人的にはタワマン文学と呼ばれはじめたこんな分野も好きです。時代を物語っている気もして興味深いです。この斜めに構えてるかんじクスッとしちゃいます。 “ルッキズムがルッキズムと名付けられてすらいない透明な悪意だった時代” “地元の街で吸い込んで育ったルッキズムや前時代な価値観が肺に染み込んで離れない” 「東京クソ街図鑑」クソ笑いました、クソ面白かったです(笑)← 私もド田舎でそこそこ大事に育てられて東京に出てきた30代女ですww 続きを読む
kratter
所謂、"タワマン文学"を図書館で借りて読了。 今の若者が置かれてる承認を巡るキツさは分かる、言いたい事も伝わらないでもないけれど、僕には刺さりませんでした。 ある程度同じ学歴と境遇、そして実際に住…んでる身からすると、東京って住んでるだけでは幸せにはなれないし、むしろその場に人間関係があるかどうかでしょう。 "Wakkatteをクローズします"が1番面白かったかな。続きを読む
投稿日:2024.05.14
ganchan41
こういう小説もありなんだ。 都会に暮らす若者の孤独を、今流行りのガジェットでこ洒落た物語に仕立てた作品集。慶応や早稲田を卒業して、おしゃれな衣装をまとい、有名レストランで舌鼓をうっているのに、幸せ絶好…調から遠く、寂しさを埋め合わせるため婚活アプリで出会いを求めてもむなしい。2時間映画よりTIKTOKが流行る現代版のなんとなくクリスタルみたいな作品。結構好き。続きを読む
投稿日:2024.05.08
うえけん
WEBのゴシップ的な文章という先入観があったが、小説として成立していた。ストーリー性は無いが、各登場人物の思考というか、令和の東京を漂う様が高解像度で描かれていて面白かった。 「人にはそれぞれの地獄が…ある」とコメントして炎上したアナウンサーがいたが、本書で語られる人生たちはまさに「それぞれの地獄」である。 側からは恵まれて見えても、本当のところは本人にしかわからない。いや、本人にも分からない可能性がある。 いくつかの印象深いセリフを抜粋して感想文を終了したい。 「彼の人生に責任を持てない人だけが彼に優しくした」 「変わった人間でいることは麻薬だったよな」 「完全な幸せが存在しないように、完全な不幸も存在しない」続きを読む
投稿日:2024.04.30
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