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丸山 正樹 / 朝日新聞出版 (19件のレビュー)
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oooba3
社会の中で、誰の目にも止まらない子どもたち。でも、彼らは、確かに、生きているのだ。 「漂う子」の登場人物がやけに気になっていたのだが、 この「キッズ・アー・オールライト」で出会えるとは。 「漂う子…」の、バーガー屋の「二階」にたむろしていた うさこや、シバリたちにもう一度、会える。 さらに、「漂う子」からの、彼らの数年後の姿に。 彼らが抱える、虐待、ヤングケアラー、棄児、無国籍、日系ブラジル人…。 なんて、社会には問題が山積みのまま残っているんだ。 誰も、何も、できないのだろうか。 そんな中で、子どもたちは、子どもたちなりに、 あがき、答えを求め、そして、自分たちなりの答えを出し、 生き抜いていこうとしている。 どうしようもないのは、大人ばかり。 ただ、シバリだけは…。 彼の、少しでも「シアワセ」な、笑顔が見たいのだが。続きを読む
投稿日:2023.11.28
shinpapa
92子供が安心して暮らせるには、親の自覚と周囲の関心とが同じくらい必要。分断の世界を結合と融合のある世界に変える努力を続けないと子供は育たない。幸福も育たない。一部の奇特な方達だけが困難を背負う社会を…先ず変えないと。続きを読む
投稿日:2023.08.15
ak
最後まで読んだ。 真澄、良かったねぇ。 うさこはきっと変わらないな。 強いね。 シバリは頑張りすぎ。
投稿日:2023.05.13
winghighbridge
気になっていた一冊。 日系の話も、ヤングケアラーの話も今の環境からはまったく接点のない暮らしを送っている私には新鮮な世界。 ただ、ひょっとするとただ見ないフリをしているだけで、ちょっと目線を変えればす…ぐに見えてくる世界なのかなぁとちょっと思いました。続きを読む
投稿日:2023.02.23
よつば
なにも特別な事を望んでいるわけじゃない。 せめて子供が子供でいられる間くらい、不安や絶望を感じず毎日を安心して過ごす事が出来れば。 そう願わずにはいられない。 今作は認知症の祖母を介護するヤングケ…アラーの少女と、ストリートに生きる日系ブラジル人の少年達をベースに展開する。 物語はブラジル人が多く住む豊田市保見団地で実際に起きた事件を彷彿とさせる。 世の中には排他的な考えを持つ人もいるけれど、それ以上に子供達の幸福を願う人達がたくさんいるはずだ。 子供達のSOSに耳を傾け、その笑顔を守るのは大人達の役目だと改めて思う。続きを読む
投稿日:2023.02.18
pupunao99
読み始めて、何となく何かに引っかかる。 あ…これは『漂う子』と繋がってる話だと感じる。 (あまり詳細は覚えていないのだが…) 「ヤングケアラー」「在留外国人(日系ブラジル人)の子供」を題材としていて… またまた考えさせられる内容だ。 所々にさしこまれるゴシック体部分、 その都度、誰の言葉か考える作業が生じて、 どんどん引き込まれる勢いにブレーキがかかるのが 個人的には少しもどかしかった。 子供が苦しむ作品を続けて読んで、かなりキツイ。 「誰かの役に立っている」そう思えることは 明るい一歩になることもあり、重い鎖となることもある。 子供には、明るい光のさす道を歩いてほしいと願います。続きを読む
投稿日:2023.01.27
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