【感想】リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる(インターナショナル新書)

浦久俊彦 / 集英社インターナショナル
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • えんでばぁ

    えんでばぁ


    諦めずに最後まで読んでほしい


    最初の三分の一くらいまでは古典の引用が続くので毛嫌いして読み進めるのが億劫になる人もいると思いますが、真ん中くらいからは分かりやすくなるので、購入したのであればそこからでも読んだ方がいいです。

    この本を読み始める前までは、リベラルアーツという言葉自体知りませんでした。「リベラル」とは「自由」という意味ですが、フリーダムとは違い、自分で能動的に手に入れる「自由」と訳すようです。

    勤勉に働いているけれど、日常に幸せを感じられない方や自由になりたいと思っている方に是非おすすめです。
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    投稿日:2022.10.08

  • cosmo0527

    cosmo0527

    人生の目的は何か? 私ごときでも時々そんなことを考えます。
    今のところ、私自身が最も腹落ちする答えは、『人生とはヒマつぶしである』です。
    この本は、人生とは遊び続けることである!!と訴えます。
    遊び続けるために、リベラルアーツが必要だと。目からうろこ。続きを読む

    投稿日:2022.08.11

  • tokyobay

    tokyobay

    「肩書がなくては己がなんなのかもわからんような阿呆共の仲間になることはない」と述べたとされる南方熊楠を敬愛しているわりには、著者の略歴は肩書だらけだったり、「遊び」による平和を提唱するために永江朗の「フマジメ」を推奨するわりには、大学受験問題採用No1であるマジメの代表内田樹の引用が多々あったり、結構矛盾を感じる所はある。
    本書は3部に分かれているが、1部はリベラルアーツの歴史が紹介されており、ここは読み応えがあり面白い。結論としてはリベラルアーツは、世界を読み解くための「方法」であり、世界を語るための「言語」であるとし、遊ぶためのわざであるとしている(所謂「教養」は日本的考えであり、リベラルアーツ本来とは違うものであるとしている)。そして、2部は「遊び」のススメとなり、歴史上の人物紹介が中心。一遍の「衣食住の三は悪童なり」とか、冒頭の南方熊楠とか、江戸時代の暮らしとか、基本的には断捨離・SDGsして物事に執着せずに自由に生きましょう的な話で悪くはない。が、3部ではイキナリ政治思想的な話になって「文明」「教養」「大衆」批判が始まり、「文化」「共養(著者の造語)」「市民」を礼賛をし、音楽系ビジネスをしている著者の経験的な話が展開される。ここは説教クサクて正直読む価値がない。というように段々と話がツマラナクというかオカシクなっていくので、全体的なデキはあまりよくないのだが、1~2部は読んで損はない。ただし、著者は未来ある若者向けに書いているようであるが、どちらかと言うと余裕のある中高年向けかなという気はする。
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    投稿日:2022.07.29

  • Go Extreme

    Go Extreme

    第1部 リベラルアーツを知る
    序章 リベラルアーツは「無用の用」である
    第1章 リベラルアーツの源流1 古代ギリシャの「四科」
    第2章 リベラルアーツの源流2 古代中国の「六芸」
    第3章 日本にやってきた西洋のリベラルアーツ
    第4章 「リベラル」と「アート」を解剖する1 リベラル編
    第5章 「リベラル」と「アート」を解剖する2 アート編

    第2部 リベラルアーツを遊ぶ
    第6章 「遊ぶためのわざ」とは何か?
    第7章 いかに人生を遊びつづけるか1 江戸に遊ぶ編
    第8章 いかに人生を遊びつづけるか2 実践編 
    第9章 いかに人生を遊びつづけるか3 仕事編 
    第10章 リベラルアーツを体得する極意

    第3部 リベラルアーツを活かす
    第11章 未来をつくるために1 芸術を文化にする 
    第12章 未来をつくるために2 「教養」から「共養」の時代へ
    第13章 未来をつくるために3 これからの公共は、市民の手でつくる
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    投稿日:2022.07.10

  • ykikuchi

    ykikuchi

    本書冒頭から触れていますが、「リベラルアーツ」とは何を意味する言葉なのか?まずは、言葉の意味から認識合わせをしています。
    私自身「リベラルアーツ」とは、「教養」という意味で漠然と捉えていました。
    本書で、言葉の由来、本来言葉生まれた時に定義されていた意味について学ぶことができます。
    「リベラルアーツを知る」「リベラルアーツを遊ぶ」「リベラルアーツを活かす」の三部構成になっております。
    この構成で著者は、未来に向かって何を指針として生きていけばいいのかを提起しており、それは「遊び」続けることであるとしています。この遊び続けるために身につけるべきものがリベラルアーツであるとおっしゃります。遊ぶという言葉も、深く洞察された意味で本書で使われていますので、私がここに書く文章だけでは、ニュアンスを上手に伝えられておらず申し訳なく思っています。とはいえ、この薄い紹介文で興味をもった方がいてくれたら嬉しいなぁとも思っています。

    興味を持った人は、ぜひ本書をご覧ください。新しい気づきが得られると思います。
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    投稿日:2022.07.10

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