【感想】新・浪人若さま 新見左近 : 11 不吉な茶釜

佐々木裕一 / 双葉文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • hanaasagi

    hanaasagi

    内容(ブックデータベースより)

    茶人として名高い天新堂の隠居の万庵が左近のもとを訪れた。
    懇意にしている高家の吉良上野介に招待された茶会で、手に入れたばかりの茶釜を見せられたという。
    目利きを頼まれた万庵は稀に見る逸品だと鑑定し、吉良は大喜びであったが、後日何者かによって茶釜が盗まれてしまう。
    この思わぬ騒動が、世間を震撼させる大事件にまで発展していき──。

    葵一刀流が悪を斬る!
    大人気時代シリーズ第十一弾!!

    令和4年10月3日~5日
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    投稿日:2022.10.05

  • マミ

    マミ

    新・浪人若さま 新見左近 シリーズ11

    後の徳川六代将軍・家宣が、甲州様と呼ばれていた時、江戸の庶民の難儀を葵一刀流で、助ける話。

    《性悪女》
    おこんが、甲府藩邸の奥御殿に入った。
    同じく、奥御殿勤めの真衣は、綱豊の側室になるため、策を弄す。

    《闇の狩》
    権八の知り合いの宗助が帰らないと、大騒ぎ。
    猪狩が、許されず、仕方なしに、人間狩をすることにした、大熊捨三郎に捕らえられていた。

    《不吉な茶碗》
    高家筆頭、吉良上野介の自慢の茶釜・天明黒紐が、何者かによって盗まれた。
    「千両と引き換えに返してやる」と言われ、千両を渡したが、後をつけた事で、次は二千両を要求された。
    その金を都合つけるために焦り、近々行われる勅使饗応役の浅野内匠頭に、八つ当たりをしているのではないだろうかと、綱豊は心を痛める。
    綱豊の心配をよそに、江戸城松の廊下の刃傷沙汰が起きてしまった。
    浅野内匠頭は、即日切腹。
    それを聞いた綱豊は、上様に考え直すよう進言したが「西ノ丸を出た者が口を挟むでない」と一蹴されてしまう。
    綱豊は「己が将軍であったならば…」とふと芽生えた思いを断ち切った。

    《悪い噂》
    勅使の前で大恥をかかされたと綱吉の怒りは、未だ収まらず。
    江戸町人の間では、赤穂浪士が仇討ちをするかどうかとの噂話がひっきりなし。
    そんな折、赤穂浪士を襲う、浪人が現れる。
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    投稿日:2022.10.04

  • 浩太

    浩太

    今回は全体に暗い話が多く、読んで気持ちが重い。
    1.性悪女
    甲府藩邸の奥御殿に新たな2人の女中が採用される。一人は知り合いだが、藩主と知らずにびっくり。もう一人は色仕掛けで綱豊に迫る女中。父親の出世のためとは言え、そこまでやるか。
    2.闇の狩
    旗本の下屋敷に巣食う不貞の浪人達とヤクザ。自分達の狩の楽しみにヤクザを指示して20名以上の町人を攫う。その狩の仕方がどぎつい。
    3.不吉な茶釜
    吉良の殿様が知らずに買った壺が高価な壺と判明。
    吉良に恨みを持った奴が盗み出し、結果的に3000両を支払う羽目に。この元を取るために、赤穂の殿様をいじめたとか。どこまで本当だろうか?
    4.悪い噂
    赤穂の殿様が切腹した後に、赤穂藩の主要な藩士が襲われる。裏で糸を引いた人間がえげつない。

    明るい話題が欲しくなる内容でした。
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    投稿日:2022.08.08

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