【感想】モーツァルトはおことわり

マイケル・モーパーゴ, マイケル・フォアマン, さくまゆみこ / 岩崎書店
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
7
11
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「ひとつの物語を話してあげよう-」世界的に有名なバイオリニストのパオロ・レヴィの秘密はかつてナチスの強制収容所でくり返された悲しい記憶とつながっていた。美しい水の都、イタリア・ヴェニスを舞台に描かれた人間のたましいふれる物語。(パオロは架空の人物)続きを読む

    投稿日:2024.01.30

  • ありママ

    ありママ

    『ベルリンは晴れているか』で第二次世界大戦後に敗戦国として支配されたドイツで、ドイツ人でも演奏家だけは優遇されていたことを知ったことがきっかけでこの本を読んでみたくなりました。
    強制収容所でユダヤ人が演奏させられていたことは知りませんでしたが、中世ヨーロッパで音楽というものがいかに重んじられ特別な役割があったか改めて思い知りました。
    楽器の演奏ができることで命をつないだ音楽家たちが経験してきた辛く悲しい時間は、戦後も彼らから音楽を奪ってしまいましたが、勇気づけ再び希望を与えるのもまた音楽でした。
    生きて再び出会えたユダヤ人の絆に涙がでました。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.04

  • まり

    まり

    ユダヤ人の強制収容所で奏でられた優しいモーツァルトの響き。それを演奏していた人の苦悩が静かに語られます。柔らかな挿絵もストーリーにフィットして、イメージが膨らみ、わかりやすく簡単に読めるけど、読後にしっかり残る一冊でした。続きを読む

    投稿日:2023.04.21

  • avec toto

    avec toto

    楽器が弾ける人を特別待遇するくらい(といってもひどい状況ですが)音楽の素晴らしさをわかっている人たちが、どうしてあんなに酷いことができたのでしょう。
    昔も今も、悪の元凶となっている1人を、どうして止められないのでしょう。とても悔しいです。続きを読む

    投稿日:2023.03.20

  • 葵文庫

    葵文庫

    >父はそう言うと、私がそれまでに聞いたなかでは、もっとも悲しい、そしてもっとも幸せな物語を話しだした。

    相反する感情を併せたこの一文に惹かれた。

    10代のころに聴講したビブリオバトルでチャンプ本になった本。アンネの日記とかアンネフランクの伝記とか小学生のころ読んでたけど、全然知らなかったなと思った。

    先日日本史の教授と話した時に、現在の日本はこんな歴史の上で成り立っているということを知ってほしいと聞いた。
    学生時代に歴史は点数を取るために暗記していて、自分とは関係ない「歴史」という別の世界の話な感覚だった。
    当たり前なんだけど自分事なんだなあと最近思う。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.23

  • asami-to

    asami-to

    こんな厳しい話がナチスにはいっぱいある。
    それを掘り起こして子どもたちに伝える話にするのはすごいことだ。
    ナチに利用された音楽家たちもかわいそうだが、モーツァルトも聴く度に収容所を思い出すなんて、言葉もない。続きを読む

    投稿日:2020.11.19

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。