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李屏瑤, 李琴峰 / 光文社 (9件のレビュー)
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卯実
描写力、表現力が素晴らしい。 何度も息を呑むシーンがありました。こんな風景、私も見たことある。でも、こんなに綺麗なシーンに写せるのは、同性愛だから?もしかしたら、そうかもしれない。私たちが見逃していた…けど綺麗なシーンが、彼女たちの大事なひとときなのかもしれないなと思いました。 良作です。本屋さんで見かけて気になって読みましたが、出会えて良かったです。続きを読む
投稿日:2024.01.13
as
このレビューはネタバレを含みます
終わり方まで須く好みだった 文章自体もさらりと重すぎず植物のようだ 女子校時代に抱いた感覚を呼び起こさせる 小旻の最後のエピソードが胸に刺さる 彼女が殆どのキャンディをかつての同士たちに渡す気持ちが痛いほどわかる なぜならセクシャリティの変化は以前のコミュニティに属せなくなる可能性を秘めているからだ 特にレズビアンであるというセクシャリティで強く繋がった絆の中では キャラクターが濃い作品ではない 皆密やかに生きている 木のテーブルの丸い跡をありありと想像できる 木蓮の香りや窓を開けた際の風にそよぐその葉のさまも ジワジワと心に沁みる作品だった この小説が書かれた時には台湾ではまだ同性婚が許されていなかった 今はもう特注でなくてもウェディングケーキに飾るボイタチの新婦の人形は手に入るのだろうか これを読んで同性婚が家族の在り方の根本に関わるなんて言えないはずだ だって彼らはずっといるのだから また翻訳者である李琴峰氏の解説も非常に興味深い 台湾のレズビアン文学と日本のものとの対比とある種の批判が書かれている 社会へのコミットの仕方の違いだ これはレズビアン文学に限らず現在も日本という国が共通に持つ課題であろう 権利を勝ち取った国と与えられた国の対比なのかもしれない
投稿日:2023.08.16
rosemacaron092
すごく好きな小説だった。 作者が「レズビアンがレズビアンという理由で死ぬことのない小説が書きたい」てと言って書いていた作品らしく(最高!)、作中にも、病気で亡くなってしまったレズビアンに「やっぱりレズ…ビアンだから…」ていう邪推が入った時、主要キャラが「今どきのレズビアンは性的指向が理由で死なないんだよ」て言ってたのがすごく痛快で、嬉しかった。 作中でレズビアンってプライドマーチとか、ボイとか、そういう言葉をちゃんと使ってくれてたのが嬉しい。 続きを読む
投稿日:2023.08.03
べるーが
一気に読んだ、読み進めたくなった わたしたちの希望になる作品だった この作品を書いてくれてありがとう、翻訳してくれてありがとう 読み終わったあと、その気持ちが伝えたくなった
投稿日:2023.07.08
小さな図書室
こんなにも美しく清冽な恋愛が描かれたことがあっただろうかと思う 「私」「学姐」「小莫」「小旻」「阿青」 みんなにわたしの分身を見つけることができる 現代台湾文学の力が感じられる作品 私が子ネコの世話を…始めたとき彼女はもう後輩ではなく学姐と同じ立場から愛するひとになった タイトルにこめられた著者の希望のひかりを同じ気持ちで見つめた続きを読む
投稿日:2023.03.24
mishuranman
あの年代の気持ちの動きが泣きたいほど鮮やかに描かれていてよかった。同性の集団での気持ちとまわりとの距離とか、女子高の感じとか。違う国なのにね。
投稿日:2022.09.21
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