【感想】あさとほ

新名智 / 角川書店単行本
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
4
8
18
3
1

ブクログレビュー

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  • bukurose

    bukurose

    今ここにいる自分、現か幻か? 己が紡いだ物語を生きているのか? そんな感覚を呼び起こされた。

    双子の夏日と青葉、仲良しの二人の近所にある日一つ下の男の子・明人が越してきた。ある日二人が散歩してると男の子の乘った自転車が青葉にぶつかり青葉は顔に大けがを。でも青葉はこれで男の子は自分に償いをすることになると嬉しがる。夏休み、林の奥に3人で行くと、朽ち果てた家があり、突然青葉が消えた。家に帰るとそんな子はいない、と言われる。なんともミステリアスな出だし。大学に進んだ夏日、卒論指導の先生が突然消えた。そして友達の亜津沙も。パソコンには幻の古典「あさとほ」に関する文章が残されていた・・

    2022.7.1初版
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    投稿日:2023.11.20

  • しんた

    しんた

    幼い日、夏日の目の前で双子の妹・青葉が消失した。皆が彼女の事を忘れる中、覚えているのは幼なじみの明人だけだった。2人はある事件をきっかけに再び出会うが。
    これがもうページを開き始めたら止められないレベルの面白さだった。
    消失したと言われる物語「あさとほ」とは一体何なのか、妹の行方は。
    SF的な要素や、ミステリー(ミステリではない)の観点から謎に迫る様子が実に上手く描写されていてこの作者は技巧に慣れている、という確証を強くした。これはいい!
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    投稿日:2023.10.28

  • ラビ

    ラビ

    最後まで、わかるようでわからない本だったな……。とはいえ文章は好みで、「どういうこと?」「何があったの?」と続きが気になってするする読み終えてしまった。もう一冊読んでみたいな。

    投稿日:2023.07.17

  • ちかま

    ちかま

    風呂敷の広げ方が天才的に良い本
    調査パートが理知的に進んでいて、ホラー小説の王道を歩んでてめっちゃ良かった。
    広げ方が良すぎるあまり、畳み方がほんの少しだけ駆け足になってしまった印象があったけど、そういう終わり方もあるのか!と考えるととても良かった
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    投稿日:2023.05.13

  • こねこ姉さん@小説

    こねこ姉さん@小説

    嫌いじゃない。しかし、作者の言いたいことがいまいち伝わりませんでした。壮大な世界をイメージしてるんだろうけど、少し落とし込みきれてない感じ。

    投稿日:2023.03.12

  • ひっか

    ひっか

    双子の妹が目の前で消えることから始まるホラーサスペンス。
    誰もが他人のことを勝手に物語化してわかった気になってる。そんな自分も誰かの物語の一部になってる。自分とは何なのか…?
    終始ジワジワ不気味さが漂ってて一気読み。映像化して欲しいー。続きを読む

    投稿日:2023.02.28

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