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南木佳士 / 文春文庫 (47件のレビュー)
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総合評価:
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りょざらし
すごく人間味あふれる本だと思いました。 悪い意味ではなくただ淡々とリアルな人間生活が描かれており興味深い内容だと思いました。 自分自身医者にお世話になるときにもう一度読み直したいと思います。
投稿日:2024.02.27
帆掛船
マニュアルに若干の経験を加えて診断、治療をする。治る者は治り、治らない者は治らない。よほど鈍感な医者でない限り、自分が神でないことを知るのは早い。その後、神に近づこうとする医者と、神という言葉で表現…される大いなる自然の摂理に自分を含めた人間の予後をゆだねてしまう医者とに分かれる。 ……2020/8 再読。20年以上前、医学部受験勉強のモチベーションを支えてくれた小説である。主人公の4人の医学生たちの専門教育過程から卒業までのエピソードを綴り、卒後15年の後日譚で締め括られる本作を、実際卒後15年の自分が、今また読み返すのも、また感慨ひとしおであった。続きを読む
投稿日:2023.09.10
涼
解剖実習も医学部の雰囲気もリアル。解剖班4人組も全員親近感がありました。 部活やキラキラした恋愛のような「いわゆる青春」は登場しないけれど、立派な青春だよなぁと思いながら読みました。
投稿日:2023.05.06
アオイ
新設されて間もない秋田大学医学部に入学した4人のそれぞれの視点から、入学から卒業、その後まで描かれる小説。 筆者の実体験がほとんどで、そこに脚色が入って小説になっていると思われる。 陰鬱とした秋田の…田舎で6年間の課程を過ごした筆者の大学生活を垣間見たようだった。続きを読む
投稿日:2022.12.16
さんく
このレビューはネタバレを含みます
解剖学実験=価値観が変わる死体の解剖 ポリクリ=病院実習 モルヒネ=安楽死剤 飾らない小説で、現実を見れた気がする。 医者は、命を救う側ではなく命を看取る側だと悟ったときの苦悩を知れた。
投稿日:2022.11.11
nattak
医学生が地方の大学の医学部で解剖学や試験などに取り組む姿を描いている。作者の自伝的な小説というだけあって、内容は非常にリアルだし、一昔前が舞台のようだが今の医学部もあまり大きくは変わっていないのだと…思う、そんなに違和感なく、内容にいちいち納得しながら読むことができた。そんなにドラマチックな展開があるわけではなくて淡々とした医学生の姿が描かれていくだけなのだが、それでもなかなか面白かった。同じ時期に読んだ「泣くな研修医」もリアルという意味では似ているはずだが、この「医学生」の方がだいぶ面白かった。無理にドラマチックにしようとしていないからだろうか。続きを読む
投稿日:2021.11.05
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