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安壇美緒 / 集英社文芸単行本 (739件のレビュー)
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なかむ
チェロを通じて人と繋がり、主人公の心が癒されていく情景が思い浮かび、読者であるわたしも何だか心が晴れやかになっていく作品だった。
投稿日:2024.04.29
yutan2278
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。 ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。 目的は著作権法の演奏権を侵害している証…拠をつかむこと。 橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。『戦慄きのラブカ』本当にそんな映画があり曲があるのか、と思ったら実はないのですね。でも面白かったです。続きを読む
べー
2023年本屋大賞第2位で話題の本作。"スパイ×音楽"小説っていうから、どんな感じでドンパチするのかなと思ったら、そういう話ではなかった。笑 子どもの頃のトラウマを、チェロを通して師匠や仲間との出会…いが心の傷を癒していく。とても優しい作品。バッハの無伴奏チェロ組曲を音楽アプリで聴きながら、浸って読みました。 後半でスパイのことがバレたときは、もう終わった…と思ったけど、やっぱり持つべきものは仲間だな。 浅葉から「君は、ちゃんと、ここに来た。この世は何が起こるかわからない」と言われたときは号泣でした。続きを読む
投稿日:2024.04.27
燕ふわり
このレビューはネタバレを含みます
事前情報はまったくなしで読み始めた。 音楽教室のレッスンで使用される楽曲を著作権徴収の対象とするか否かの裁判をテーマにしたストーリー。 主人公が音楽教室に潜入調査に入るって流れで、だいたいの結末は予測できた。 予想外の展開はそんなになかったし、 過去のトラウマとか主人公の人物像とかがちょっと薄くて物足りない気がしたけれど、 チェロの魅力や楽曲の描写、先生や仲間たちの交流はぬくもりがあって良い。ライトな音楽小説。
sanman
図書館でだいぶ待った。待ったわりに普通。読めない漢字が出てきたけど戦慄き以外はスルーした。戦慄きを毎回おののきだったけか?と、いや違うな、アからやっていかないで調べて良かった。サスペンスというほどサス…ペンスじゃないな。先生とか主人公とかもっと深掘りして欲しいな。続きを読む
nyabii
音楽とスパイというワードから想像した話と違ってはいたけど、希望のあるストーリーでオーディブルのナレーションも良くて楽しく聴けた。
投稿日:2024.04.26
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