【感想】不倫島 3

結婚してるのに妻/夫以外とセックスしたら1億円をもらえるルールは夫婦間に亀裂を生み、妻/夫以外とのセックスの数で賞金が加算されるというエロスに直結したサバイバルを作ることにも成功していた。案の定、主人…公の妻（ポジション的にはメインヒロイン）は、もともと主人公の友達と男女の仲にあった。それが回を重ねるごとに露呈して面白かった。スキン（コンドーム）が全夫婦に配布され、それが水分を補給するための水袋として使われることが笑えた。偽装不倫と称して1億円をばっくれようと画策した夫婦ら（元ヤンキーカップルと浪速の商人気質カップル）がお互いの相手を入れ替えるも、元ヤンキーカップルの妻と浪速の商人気質の夫が致してしまった展開が好きだ。運営が参加者の首に埋め込んだ、セックスしたかどうか分かるとんでもグッズ・バイオチップが出てきたことに失笑した。運営と主人公の会話「君は真実の愛はなんだと思うかね？」「1人の相手を何があっても迷わず一生愛し続けることだ」の後に主人公とヒロインが離婚した展開が不倫の代償を表し、因果応報に仕上がっていた。真実の愛とは一度生まれた不信感で壊れる脆いものだと知れた。続きを読む