【感想】手塚治虫マンガを哲学する 強く生きるための言葉

小川仁志, リベラル社 / リベラル社
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • さき

    さき

    日経ウーマンの小川さんの連載が面白かったので手に取りました。

    手塚治虫の本はだいたい読んでいるので理解しやすかったのですが、読んだことのない人には難しいかも……。

    一番気に入ったのはブッダの章。もともとこの作品が哲学的な作品だからかな?
    人生における価値観、視野が広くなる気がしました。
    普段、生や死について考えることがないので、そういった死生観について向き合う良い機会になりました。
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    投稿日:2023.08.07

  • kimimasa

    kimimasa

    このレビューはネタバレを含みます

    図書館で 
    各漫画のキーワードキーフレーズを取り出して筆者解釈での哲学

    一つのキーフレーズから解説・解釈する形式はよかったけど全体としてのまとまりとか主張・深堀がなかった。

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    投稿日:2022.09.11

  • ungroun

    ungroun

    昔よく読んでいたマンガのタイトルが多かったが、読んだことないマンガもありました。「鉄腕アトム」では、素晴らしい能力も違った使い方をすると有害になる。とあるのは今で言う自動車産業、スマホ、SNSのような便利なものも人間に危害を与える問題にも聞こえてきます。「リボンの騎士」は今で言うLGBTQやジェンダー問題を題材にした物語ですし、全体主義の「アドルフに告ぐ」はまさにプーチン政権ですね。
    動物や先住民を排除し文明を脅かす「ジャングル大帝」では、今で言う地球環境問題でもあり、人間中心社会を気付かされ、いまだに解決できない問題だと思います。
    まだ民主主義の概念がない「陽だまりの樹」では、幕末を描いた国家対個人。コレラや天然痘の話も、人間はあまり進歩していないのではないかと思いました。「火の鳥」では新しい世界のとらえ方の提案なので仮想空間のメタバースですね。
    これらすべて手塚治虫さんが描かれたマンガは50年以上前に想像していたことを、未来の子どもたちにどうしても伝えたかった想いがあったんですね。もう一度手塚治虫の漫画を読み返しフィロソフィーしたいと思います。
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    投稿日:2022.08.03

  • Go Extreme

    Go Extreme

    第1章 「ブラック・ジャック」の名言で考える
    医者
    人体
    肩書
    ダークヒーロー

    第2章 「鉄腕アトム」の名言で考える
    ロボット
    強さ
    少年
    博士
    能力
    第3章 「リボンの騎士」の名言で考える
    LGBTQ+
    王子
    天使と悪魔
    女性
    剣士
    第4章 「どろろ」の名言で考える
    身体
    妖怪
    生き方

    母親
    第5章 「アドルフに告ぐ」の名言で考える
    全体主義
    独裁者
    戦争
    民族
    正義
    第6章 「ジャングル大帝」の名言で考える
    ジャングル
    動物
    人間
    探検
    先住民
    第7章 「三つ目がとおる」の名言で考える

    文明
    呪文
    バンソコウ

    第8章 「陽だまりの樹」の名言で考える
    武士
    時代
    国家
    志士
    感染症
    第9章 「火の鳥」の名言で考える
    歴史

    いきがい
    常識
    権力
    第10章 「ブッダ」の名言で考える
    身分

    欲望

    悟り
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    投稿日:2022.06.02

  • Moe

    Moe

    手塚治虫さんの漫画を読んだことがない。
    テレビで見たことがあるのがジャングル大帝レオと火の鳥だ。
    ジャングル大帝レオは非常にはまった記憶があるが、その中で何かに感化されたり影響を受けたり、今も記憶に残っているものはない。

    本書を読んで感じた事は手塚治虫さんの漫画は「生と死」をテーマにしているものが多いこと。
    その答えのない問いに対して多方面からのアプローチをしている。

    不老不死を望む人物もいれば、不老不死こそ不幸で死があるから生が際立つと考える人物など、漫画の中に正解があるのではなく、問いと多様な考え方があることによって読者は考えさせられ、漫画に没頭していくのだろうか?

    ====
    ジャンル:自己啓発・マインド
    出版社:リベラル社 出版社ページへ
    定価:1,540円(税込)
    出版日:2022年04月20日

    ====
    小川仁志(おがわ ひとし)
    1970年、京都府生まれ
    哲学者・山口大学国際総合科学部教授
    京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了、博士(人間文化)
    商社マン(伊藤忠商事)、公務員(名古屋市役所)、フリーターを経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職

    ====
    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3011
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    投稿日:2022.05.28

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