【感想】天下を買った女

伊東潤 / 角川書店単行本
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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ブクログレビュー

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  • 京

    読みやすく、面白かった。室町幕府将軍家の話。戦については難しかった。富子の生涯が描かれているので経年の速度をおうとじっくり味わい辛かった。

    投稿日:2024.05.23

  • yuko-romarin

    yuko-romarin

    富子はこの時代にすでに国債や投資信託のような事をやっていた。武力に乏しい将軍家の権威を財力で取り戻そうとするあたり、普通の女、
    いや男も含め凡人には思いつかない発想と行動力がある。
    戦争を利用して私腹をこやした悪女と言われるが、上に立つものには財力は必要、それを弁えている所がこの人の凄い所だ。幕府にとって、少なくとも足利家にとってはいい奥さんなのじゃないかな。続きを読む

    投稿日:2023.07.29

  • kitano

    kitano

    東班衆が出てきましたか、で、新九郎ね
    骨皮道賢をそんな使い方するとは!
    面白い!ふっきりました(´・ω・`)

    物語に引込まれるには主人公の性格設定
    が明確でないといけないが、誰もが知る
    エピソードに向かう段取りが整っている
    ので夜更かしして読んでしまった
    続きを読む

    投稿日:2023.04.14

  • 稲石浩司

    稲石浩司

    日野富子を描く歴史小説。

    日野富子を描く小説を読んだのは永井路子さんの「銀の館」以来かと思います。
    TVドラマでも大河の「華の乱」しかないと思いますので、日野富子目線での物語は希少かと思います。
    般的には無能な八代将軍義政の裏で好き勝手していたイメージですが、彼女目線になれば時代に翻弄されながらもがく姿が描かれていると思います。
    本作での注目点は実在の骨皮道賢や伊勢新九郎(北条早雲)の史実にはない使い方です。
    伊勢家についてはゆうきまさみさんの漫画「新九郎、奔る!」の方が詳しいので、そちらで予習したようなものですが、若き早雲(新九郎)の活躍は面白いですね。
    天皇との色恋や義政との和解など女性としての物語もうまいと思いますが、将軍継承問題はいい人に書きすぎとも思いました。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.15

  • miyous

    miyous

    応仁の乱は全然興味がなかったが日野富子の生涯に興味を持ち読了。強い女性の一言に尽きるが、最初が肝心と将軍家に嫁いだ時から舐められないように強い女性を演じてきた。重圧に耐えれない夫を持ったので民のために前に出る羽目になり、しかも道楽にふける将軍に愚痴も言わず支える。そして息子も将軍の器ではなく一生に渡り苦労が絶えない人生。多分最後は筆者の願いで夫も息子も富子に感謝の言葉と、晩年は帝との交流で富子の生涯で1番の幸せを描いた事で報われた人生で終わらせたかったぐらいに壮絶な人生だった。続きを読む

    投稿日:2022.12.25

  • wisteria0609

    wisteria0609

    日野富子の話。
    手段はどうであれ、立場を自認し、できることをする。
    時と共に感情も変わる。個人としての幸せも、もちろんあって良い。

    伊東さんの作品は、どれも感情表現が上手い。それぞれの登場人物に感情移入し、いつも共に悩まさせられる。もちろん、良い意味で。続きを読む

    投稿日:2022.06.05

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