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芥川 龍之介, イェイツ, ホノジロトヲジ / 立東舎 (8件のレビュー)
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総合評価:
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捨菊
このレビューはネタバレを含みます
妖精や神話が好きだったので、より面白く読めた。物語に出てきた紅帽子の精霊が特に印象に残った。アイルランドの赤帽子と同じ存在なら、悪い妖精なので老人は騙されたのかもしれない。 そもそも老人が求めたような永遠の命というものはなくて、生命や自然の美しさがあり、それらが最盛の状態である事を春の心臓と表現し、永遠と続く生命の繋がりや重なりを現しているのかもと思った。 戸口を葉っぱでふさいでいた老人はその美しさを見ることもなく死に、夢見た青春もなく寂しく終わっていく。それに対して少年は脈々と続く生命の美しさを感じ、答えを見つけた。 願望を追い求めすぎて閉じ篭もると、答えが見えなくなるのかもしれない。日々に目を向けて、向き合って生きたいと感じた。
投稿日:2023.12.30
かな
乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し…出しています。 物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠として慕い、老人は老いと断食などの修行からその顔には鳥の脚のように肉がない…。ここで秘密の儀式を行うために、少年は老人からの命を受けて、抱えきれないほどの薔薇と百合の花を集める…。 ちょっとわかりにくかったかな…遠い国のお話なので色々がつかみにくかったのは、私の読解力がたりなかったからだと思います。でも、なんとも悲しいエンディング…このあと、少年はどんな生き方をするんだろう…。この少年の未来が、明るいものであるように願いたいです。続きを読む
投稿日:2023.07.25
シンタロー
ジル湖の岸に魔術師の老人と弟子の少年がいた。 老人は戒行の終と心願成就を目前にしていたが、少年は師を助けながらも恐れていた。 老人は少年に己のこれまでの行いと目的を語る。 ホノジロトヲジさんの挿絵と…芥川の訳も手伝い私の目には妖しく暗い幻想物語だと映った。続きを読む
投稿日:2023.05.07
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「少年は薔薇と百合とを両腕に抱えきれぬほど集めた。 アイルランドの湖のほとりで、老人と少年は今まさに秘密の儀式を執り行おうとしていた。 若き日の芥川龍之介が翻訳したイェイツの『春の心臓』が、大人気イラ…ストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。」続きを読む
投稿日:2023.04.24
熊本 ててんご
芥川龍之介が、翻訳をしていた事を初めて知った。読み始めると、うー漢字が読めない。だんだん疲れて挫折。
投稿日:2023.04.07
だいち
残された少年は老人ともっと一緒にいたかったのだろうな。 死んだあとのこととか、そんなのものはどうでもいいから、もっと一緒にいて、老人との時間を過ごしたかった。 伝わらなかった少年の思い。なんとなく…切ないな続きを読む
投稿日:2022.09.10
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