【感想】地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬

路生よる, アオジマイコ / 角川文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
5
4
3
0
0

ブクログレビュー

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  • とばり

    とばり

    地獄くらやみ花もなきシリーズ 第7弾

    刑事が首無し死体で発見された。犯人は自供した直後パニックに陥り事故で即死した。

    そしてもう一つの首無し死体の事件。同じように犯人は自供後自殺したという。


    記者を名乗る人物が、調査のため皓と青児の住む屋敷を訪れた。
    その記者が言うには、二つの事件の犯人は同じアパート201号室にかつて住んでいた住人。その部屋は青児が皓に拾われる前に住んでいた部屋だった。

    ‥‥‥

    今回読み応えがすごい。感想が難しい‥
    被害者と犯人、黒幕とのつながりが複雑。

    今回の探偵組は、元刑事で夜行列車編で登場した鳥栖さんと、助手の青児。この2人のやりとり好き。

    生きてほしい人が助からなかった、そんな辛さが歪な感情につながり殺人に加担してしまった人、自分の罪を正当化して社会のせいにする人。
    同じ事件に関わっていても各犯人の思いは違っていて、後者は地獄に堕とされたところはスッキリ。

    2024年2月18日
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • sakuragaroh

    sakuragaroh

    このレビューはネタバレを含みます

    最上芽衣

    初めに読んだ時には何の疑問も持たず、最上芽衣(もがみ めい)と読んでいた。

    2度目に読んだ時、ふと気づく。
    あれ?この人だけルビが振ってないな??と。

    2度目だからこそ分かる。
    登場した瞬間からのミスリードだった。
    最上芽衣(さいじょう めい)と読ませないための、あえてのルビ無しだったのか…!と。

    まんまと引っかかったわ。悔しい(笑)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.26

  • おじょー

    おじょー

    棘と係わりのあった不破刑事の首無し死体が発見され、犯人らしき男は犯行自供直後に錯乱し、事故で死亡した。その男が青児が以前住んでいた部屋に住んでおり、その部屋の元住人達が次々と殺人事件の犯人になっている事を怪しい雑誌記者から告げられた皓と青児は真相を探り始める。今回調査チームが青児と4巻からお久しぶりの鳥栖、そして皓と荊といった異色の組み合わせでやりとりが楽しい。皓と青児の関係性の進展もいいし、棘の苦労人振り、お疲れ様と肩を叩きたくなる。謎は理論的に解かれるけど今回複数の事件が介在しており、被害者と加害者が入り混じっていてちょっと混乱した。そして真相は人間の悪意の詰め合わせセットだ。やるせなさ過ぎる。青児のアパート怖すぎだ。恒例のラストの自己紹介、さて何者?続きを読む

    投稿日:2023.07.07

  • あすみ

    あすみ

    このレビューはネタバレを含みます

    青児さんが自分の為に怒っている!!自分の命を軽視したやつに怒り、悔しがる。大進歩だよ...。

    言われてみれば、確かに壁一枚向こうには素性の知らない人が住んでいるって怖い。

    最初から最後までヤバかったのは吾川さん。
    頭のネジ飛んでるよ、この人....。

    そして新たに浮上した魔王の子供の生き残りを自称する謎の女性。西條と名乗った彼女は本当に皓さんの兄妹なのか。
    ビジュアルがすっごい気になる。
    篁さんは彼女のために動いてたようだし...?気になる...

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.05.09

  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    今回は結構ややこしい展開というか、様々な思惑が重なり合った話だったので、ちょっと理解するまでに時間がかかった。
    途中、状況を整理してくれる場があったのは助かった。
    ともかく、吾川さん怖すぎる。
    あと、青児の目が活躍する場面がなかったのが、個人的にはちょっと寂しかったかなと。
    双子探偵の挙動にびくつく必要がなかった点は安心点。
    もう味方サイドでいいのかな、彼らは。

    それよりも、最後の最後の展開が度肝を抜かれたので、そこに全て持っていかれた感はあったが。
    え、どういうことだよという。
    最後の展開でこうなるのは、最近のお約束かもしれないけれども。
    そんなところで終わらないでくれと思った次第。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.04.15

  • ちとせ

    ちとせ

    このレビューはネタバレを含みます

    #読了 青児が昔住んでいたアパートに関するミステリー色が強いお話だった。それにしても、えげつないアパートに住んでいたものだ。よくぞご無事で……。
    「犬神」をテーマにした連作という感じかな。表と裏でそれぞれ毛色が違って面白かった。
    新しいキャラクターとして皓の血縁者が登場。これからどう絡んでくるのか楽しみ。
    今回は4巻で登場した鳥栖二三彦と青児のコンビ、凛堂兄弟がそれぞれに活躍。鳥栖さんがお気に入りのキャラクターだったので、活躍がうれしい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.02.14

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