【感想】マンガでよくわかる 新型コロナの読む ワクチン

西村秀一, 石川森彦 / 幻冬舎単行本
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ミライ

    ミライ

    2020年初頭くらいから流行しだしてちょうど2年くらい経つ新型コロナウイルスに関して、これまでにわかっている正しい対策を文章+漫画で解説した一冊。空気感染周りやマスクの話が中心であり、空気清浄機や空気除菌の感染対策としての有効な使い方も詳しく解説される。主要な部分はマンガで説明されているのでわかりやすい。現在流行中のオミクロン株に対して、正しい感染対策を行いたい人にオススメ。続きを読む

    投稿日:2022.03.07

  • だまし売りNo

    だまし売りNo

    新型コロナウイルス感染症について解説した書籍である。新型コロナウイルスは2020年代の世界的関心事である。本書が強調していることは新型コロナウイルスが空気感染するということである。ところが、日本では飛沫感染や物を媒介した感染が強調される傾向がある。それは誤った対策になると警鐘を鳴らす。

    新型コロナウイルスは物にとどまる力は弱い。それなのに日本では消毒に熱心であるが、間違った努力になる。本書は遺体にはウイルスは残っていないが、遺族を感染者の遺体に対面させないなどの過剰な対応がとられていると指摘する(149頁)。

    知人の教師は勤務する学校でクラスターが発生し、濃厚接触者になった。その教師に消毒作業を行わせたという話を聞いた。ウイルスは物よりも、感染した人間の中で生存する。物を消毒するよりも、人間を動かさない方に注力する必要がある。公務員組織は消毒したというアリバイ作りしか考えていないのだろう。

    日本の政府や自治体は飲食店にも間違った努力を強いている。飛沫感染ではなく、空気感染が問題であるため、アクリル板も防げない。むしろ、パーティションやビニールカーテンは空気の流れを悪くして逆効果と指摘する(159頁)。

    屋外でも多人数のバーベキューはクラスター発生源になる(111頁)。空気感染といっても花粉のように町中の空間にウイルスが広がる訳ではない。感染者の近くで同じ空気を吸うことが問題である。それ故に人と一緒にいること、特に会話することが問題になる。Social Distanceは正しい対応である。

    本書はマスクを重視しているが、「内側の二酸化炭素濃度が上がり、息苦しく集中力が落ちます」とデメリットも指摘する。マスク着用は場所と状況を考慮してメリハリをつけることを推奨する(123頁)。マスクをすれば活動しても大丈夫というようなマスク至上主義に陥っていない。ここからすればマスクは万能ではなく、マスクをしなくてもいいように対人接触を減らすNew Normalな生活を追求したい。
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    投稿日:2022.03.05

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