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江戸川乱歩 / 角川ホラー文庫 (76件のレビュー)
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のんべえ
「ユルシテ」 「ユルス」 目も耳も聞こえず手足もない須永。身振り手振りや仕草だけで相手のことを判断するしかない彼にとって最後の『ユルシテ』という時子からのメッセージは別れの言葉と捉えても仕方がないと…思う続きを読む
投稿日:2024.05.22
貴公子
芋虫の救いのない感じがとても美しいです。 程よい欠損と後味で最高でした。 正直芋虫以外はあまり印象にないのですが、踊る一寸法師もとてもおもしろかったです。囃しと水責め(酒責め)が、あっさりですが綺麗で…した。続きを読む
投稿日:2024.04.29
モブちゃん
このレビューはネタバレを含みます
【踊る一寸法師】や、【指】などのはなしは読んだあとも不気味さを残して終わっていったりオチがなかったり、読んでいる時以外もその話のことで頭がいっぱいになりました✨
投稿日:2023.12.25
Masa M
初めての乱歩。名前だけでミステリー推理小説ばかりを書く人だと思い込んでいて、推理小説はエドガー・アラン・ポーやコナン・ドイルで満足していたからこれまで読んでいなかった。ある人が「芋虫」を薦めていたので…たまたま書籍のタイトルになっていた本書を購入して読んでみたらすごく良かった。「芋虫」以外は...。 本書は角川ホラー文庫が編纂しただけあって奇怪もの・幻想ものの短編が収録されていて、その世界観が自分にものすごくマッチしていた。村上春樹の幻想ものも好きだが、彼の作品にはない、人間の根幹にあるホラー性に引き込まれる。乱歩の描く人間のホラー性は村上春樹の小説や映画「キャタピラー」で描かれているエロスや暴力性よりももっと心の深いところにあるものである。実際、エロスや暴力性を描くところで終わってしまっている最近の村上春樹の小説や「先進的」邦画には辟易するものがあるが、乱歩の作品では「人間の根幹に存在するホラー性」と今まで考えたこともなかったテーマについてすんなりと入って行くことができた。 さて「芋虫」であるが、本書に収録されているものは伏せ字だらけでせっかくの乱歩の世界観が台無し。途中で読むのをやめてしまって他社の文庫本を購入して読み直してしまった。作品自体はものすごくいい。もう乱歩の虜になってしまったかもしれない。 乱歩の作品は各社文庫本を出していて編纂の仕方も異なるから最初から一通り読んでみようという意気込みがない限り、最初にどれに当たるかでその後の明暗というか好きずきを分けてしまうかもしれない。自分はたまたま最初に読んだ文庫本が(「芋虫」を除いては)「当たり」だったので、もっと他の幻想・奇怪ものを読んでみたいし、推理ものも読んでみたくなって、ちくま文庫の短編全集を購入した。続きを読む
投稿日:2023.12.05
伊賀嵐山
中学生の頃に読んで今なお覚えている作品。たぶん読んだら忘れられないやっぱり江戸川乱歩はこれをシラフで描いているのだから変態
投稿日:2023.10.01
傘籤
乱歩作品の中からホラー色の強いものを選んだ短編集。表題作は戦争で四肢も聴覚も声帯も失った夫と、その妻との"異常"で、二人にしかわからない"親密"な生活を描く。 怖気が走るほど描写が生々しく、読み終わっ…た今でも脳から離れない。同時に怖さを超えた愛を垣間見る。続きを読む
投稿日:2023.07.20
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