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東山彰良 / 新潮社 (10件のレビュー)
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総合評価:
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nobwow
くるりくるりと入れ替わる場面や人物など、物語の構造から、村上春樹を明快にしたような印象を受けた。 著者の作品を読む度に、中/台/日の関係性の歴史についてもう一度ちゃんと学びたい…と思いつつ、思っただ…けのまま程々の理解で次作を読んでしまい『勿体無いことをしてる…』と後悔する、というのを繰り返してる。 次こそは予習しよ(きっとしないパターン)続きを読む
投稿日:2022.08.24
チャオ
うーん、これはだめだなぁ。 (大好きな作家さんではあるが)どこかの作家感が出すぎていて、うまくまとまっていないし、編集者がしっかり指摘をしないといけなかったレベルだと思う。 チャレンジは良いと思うが、…東山彰良さんらしい作品を読みたいとおもって手にすると面食らうだろう。 内容とはあまり関係はないが、椎葉リサという名だけは、これ意外考えられないほど秀逸だと感じた。続きを読む
投稿日:2022.08.09
hosinotuki
すでに書かれた小説と作者自身の現実とさらに書き続けられる小説が混然一体となり、書かれた小説もモデルとなった二叔父の語られた過去と語られなかった過去が想像力の中で羽ばたき、あり得たかもしれない過去へと昇…華する。 振り回されながら東山ワールドを堪能しました。 空色風琴鳥がとても綺麗な鳥なので、そのイメージも素敵です。続きを読む
投稿日:2022.06.15
mattaku
小説家・柏山康平とその作品「怪物」の舞台となる1960年前後の中国と台湾、自殺した伯父王康平の語らなかった中国での日々を探るうちに、出版社勤務の椎葉リサと懇意になり、物語は60年前後の中国と現代が交錯…しながら綴られる。伯父の物語も何やら怪奇的で面白いが、柏山の語る恋愛観がより興味深かった。 「きみの世代は一生に一度の経験を何度もしたがる。いくつもの物語を同時に何人もの人と共有して、いくつもの現実のなかで生きている」「良い悪いの話じゃない。密度の問題なんだ。いくつもの物語を生きようとすれば、それぞれの物語の密度は薄くなる。それは密度の薄い共有でしかない。その 場かぎりのね。きみだってそのつもりだったんだろ?」 「自分の弱さにリボンをかけて相手に差し出したその瞬間、愛が芽吹くのだ。それがどんな相手だろうと、わたしたちは愛さずにはいられない。みんな誰かを愛した。シャオも、蘭も、そして椎葉リサも弱さをプレゼントする相手としては申し分ない。彼女たちは弱さを別のものにすりかえてくれる。生きていくための妥協や、死にゆくための心構えや、その中間にあるなにかに。「おれたちはおたがいに弱さを見せあった。それが無意味だったとは思わない」「今度はおれたちが選ばない道を選んでみよう」続きを読む
投稿日:2022.06.03
hide02961
3.0わかったようなわからないような話。それでも最後まで読ませる。ある意味すごい。国の歴史は、人の人生である。事実かフィクションか、それは闇の中。
投稿日:2022.05.27
Bikkie
ちょっと厳しかったです。100頁ほど読んで、内容がうまく頭に入らなくなり、あとは斜め読みしてしまいました。 本当はこういう本がきちんと読めるようにならなければいけない気も、、、しなくもない。(週刊誌…の書評は悪くなかったので) あるいは、構成がやや実験的なので、それについていけないだけなのかも。続きを読む
投稿日:2022.04.08
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