【感想】本は読めないものだから心配するな

管啓次郎 / 左右社*
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • 踊る猫

    踊る猫

    この本と出会ったことは、ぼくの中の読書観を変えた。ぼくはそれまでせっせと貧乏性を発揮して読むことで何かを得ること、血肉化することを目論んでいたのだと思う。だけど肝心なのはその「本を読むこと」と「生きること」を渾然一体と成して、いわばぼく自身が(相当にこむずかしい、カッコつけたレトリックを駆使してしまうが)流動体となって世界に参加することなのだと思う。そう捉えていくとこの本を読むことは新しい生き方や在り方を見出すことにもつながるのではないか。とりわけ(精神面において)若い人にこそ薦めうる啓発書だと受け取った続きを読む

    投稿日:2023.08.23

  • NFCC図書館

    NFCC図書館

    本は読めないものだから心配するな。あらゆる読書論の真実はこれにつきるんじゃないだろうか。話題の書評集が新装版に。(e-honより)

    投稿日:2020.06.30

  • stratton

    stratton

    読むのにかなり時間がかかった一冊。

    時間がかかった理由は二つ。ひとつは、本から本へ旅してゆく著者の感性が独特で、それをしっかり味わいたいために、読み終えたエッセーをもう一度読むことがあったから。そして、もうひとつは、その独特な感性はさらっと読むことでは理解できなくて、行きつ戻りつしなければいけなかったから。

    この独特な感性は本のスタイルにも表出していて、例えば目次がないとか、見開きの左ページ上部隅に本文中のキーセンテンスを抜き書きしているとか。

    こんな雰囲気のあるエッセーを読み終えた感想は、まさにこの本のタイトルに押されたかのような「もっと本が読みたい」というもの。

    ハードルが少し高い本ではあるけれど、手元に置いておいていつか再読したい。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.18

  • nonchan53

    nonchan53

    借り物。最初は装飾的な文に戸惑い、読みにくく感じたが、慣れてくると文の美しさが心地よく感じるように。タイトルに励まされる。何度も読み直したい本なので、購入した。

    投稿日:2018.10.07

  • harinezuminami

    harinezuminami

    B&Bで購入。
    つい最近、何かほかのもので「本は読めないものだから心配するな」というこの一文が紹介されていて、B&Bの書棚で背表紙を見た途端に「あ!」と思ったのだ。
    いちおう読み終えたことにしているけれど、そばに置いて気が向いたら手にとってひろい読みしたい本。
    こういう本に出会えてよかったなぁと本当に思える一冊。
    続きを読む

    投稿日:2018.04.15

  • yuzuringo102

    yuzuringo102

    自分としては、読みにくい文体。なんというか生理に欠ける印象。

    以下引用


    作家という存在は、本質的にスローな読者である場合が多いのではないだろうか。評論家はある程度、量で勝負する必要がある。したがってたくさん読む。続きを読む

    投稿日:2017.08.07

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