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PHP研究所 / PHP研究所 (2件のレビュー)
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総合評価:
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ミラク
このレビューはネタバレを含みます
『キュン』って、恋愛ものだよなと思いながら読んだ。恋愛ものが多い。でも、他のものもあるので恋愛だけが「キュン」ではない。 『プロローグ』がすでにキュンキュンしてしまった。キャンディマシンのレバーを引くように本の頁をめくる……本好きの『キュン』のツボをしっかり押さえてる。 子供にも本好きにも狙い撃ちしてるような文章がすごくよかった。 19編の短編があるけど、今回も気になったものだけ感想を書く。 『理想のクリスマスデート』 今どきのオチだな……と思ったけど、これはスマホがなければノートに書くとか脳内だけなどパターンがありそうなので、今どきとも言えないのかな。 『今どきの機器を使っている』というのと、『今どきの子どもだけができる事』は全く別。むしろ、スマホがある事で『定型通りの理想像』で人間味ゼロになっているのかも。 『ランナー』 むちゃくちゃキュンキュンした。最初の話と違って『スマホが使えない』という設定と『願いを叶える』というファンタジーの物語。恋愛ものというよりも友情モノに近い感じも好き。会えなくても好きという切なさもキュンポイント高い。 『肝だめしにご用心』 怖がりなのにお礼を言いに肝試しに参加……。少し設定に無理があるようなと思ったけど、オチは好きだし、女の子のお兄さんへの憧れのようなものも好き。 『ウソツキすぎる彼女』 設定が無理やりすぎる。一番、無理と思った。心の声が聞こえて『自分を好き』だから、女の子に「つきあう?」と聞く。……これ、『自分(男の子)』は女の子を好きではないし、なんなら「付き合いたい」わけでもないのに告白する失礼な奴でしかない。 自分を好きだと言ってくれるなら、誰でもいいとしか見えないので、キュンポイントゼロ。 『お花をあげる』 妖精が出てくるがっつりファンタジー。 人のために頑張る主人公が素敵。王道な気もするけど、人のために頑張ってる姿にはキュンとする。 『お父さんの宝物』 亡くなったお父さんのフィルムカメラで写真を撮る家族の物語。 フィルムカメラ……懐かしい。恋愛ものでもなく、家族の物語なのもいい。フィルムカメラならではのオチも素敵だなと思う。 『さいごに咲かせた花は』 バス停に来る男の子と女の子を見守る桜の話。 木の視点の静かでしっとりとした物語。キュンはしないけど、桜の静けさと男の子と女の子の静かな出会いと再会が素敵。 恋愛ものが多かったけど、毛色の違うものもあって楽しく読めた。 ごちそうさまでした。
投稿日:2024.03.10
るる
友達が面白いっていっていたので読みました!裏の裏をかいている作品や、ロマンチックな作品、切なさ作品……と、1つの本で色々楽しめるのが魅力です……!このシリーズって、表紙も凄い可愛くて好きです!この表紙…はどの物語をイメージしているのかな……と考えながら読めるので良いです!続きを読む
投稿日:2023.09.22
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