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水城せとな / 月刊flowers (1件のレビュー)
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総合評価:
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たまさく
このレビューはネタバレを含みます
や~、お久しぶりの「黒薔薇」!水城節! やっぱりこの耽美なダークさには嵌まります。 現れたと思ったらあっさり亡くなったテオ。 すばらしい退場の仕方だった。 最後まで、彼は人間で、しかも貴族だったなぁと。 長い余生も芸術家を支援して生きてきて、優雅で怠惰で紳士的で礼儀正しい。 これまで、死ぬまでに種を残すことに執着してたヴァンパイアばかりだったけど、考えてみたらテオの感覚はマトモ。ただ枯れる、というのは自然だと思った。 そして、しばらくスパダリみたいに振る舞ってたディミトリのダメダメさ加減が際立った。 この期に及んでアリスを繁殖に差し出そうとするなんて、ディミトリは、アニエスカもアリスも、本当には好きじゃないよね?と思ってしまう。まあ、もともと彼がいちばん好きだったのはテオだけどさぁ。 お互いに付き添っていたヴァンパイア達もそれぞれの道を進み始めて、誰もがまちがった選択をしそうな予感。 次巻も楽しみ!だけど、もーちょっと早く出ないかな~!待ってます!
投稿日:2021.12.10
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