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白石雅彦 / 双葉社 (4件のレビュー)
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総合評価:
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すう
ウルトラマンがどのように生みだされたのか、その経緯が詳細に記されているが、資料の提示がやや唐突な感じで、説明不足の感が否めない。
投稿日:2022.07.15
臥煙
ウルトラQに続く続編。円谷プロの空想特撮シリーズでの迷走は続く。人気とは裏腹の自転車操業の中で生まれた名作の裏側に迫る。 ウルトラマンは、その後の特撮の形を決定づけた作品だろう。「Woo」「レッドマ…ン」としての企画の始まり。試行錯誤の中から始まった作品。常に40%弱の視聴率を取っていたことに驚かされる。日本中の子供がリアルタイムで見ていたのだろう。 コンセプトが固まらない中で、複数の脚本家、監督で形を作っていく。偶然の積み重ねの中奇跡的な番組となっている。 制作費のかかる特撮。制作に追われる円谷プロだが赤字は変わらない。39話で終わった原因もここにあったようだ。 人気番組だけにウルトラマンについてはかなりの数の本がある。参考文献の多さ、関係者への取材の多さ、筆者の力作。続きを読む
投稿日:2022.01.31
izumowol
「ウルトラQの誕生」と全く同じ手法で書かれた本。印象も ほぼ同じ。思うに著者は「当時の関係者がいかにウルトラ マンという作品に関わったか」ということに興味があるの だろう。私はどちらかと言うと「関係者…が関わった結果、 ウルトラマンという作品がいかにしてあのような形になった のか。」という方向に興味があるので、思わず「群像劇」と いう感想になったのだな。微妙な違いだが。もちろん続く ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、怪奇大作戦も いずれは読むつもりです。続きを読む
投稿日:2021.06.17
bandit250f
ウルトラマンは好きです。 ウルトラQが幼稚園の年長組の時で、ウルトラマンは小学一年生でした。それはそれは凄いブームでした。もちろん家にあるのは白黒テレビです。 銀のコスチュームに赤いラインと知ったのは…だいぶ後になってからです。今でも連綿と続くウルトラシリーズの原点をなし、しかも最高傑作と言われる「ウルトラマン」。巨大ヒーローがいなかった時代に一から作り上げた人々の記録を丹念に調べ詳細に描いたドキュメントです。Wooからベムラーになり、レッドマンを経てウルトラマンに至る。ファンには良く知られた話だけれども制作側で携わった人達の記録、メモ、記憶を頼りに丹念に変遷を追っかけていく。成田亨や高山良策は全く出てこない。随分と切り口が異色な作品です。 そのぶん面白く読めました。著者はウルトラQやウルトラセブンも書いているのね。 読まなきゃ!続きを読む
投稿日:2018.03.02
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