【感想】不死王の息子　１

ああ、作者のテイストがよく出ている作品。猫が彷彿と出てくる。
秘密はまだ明らかになっていないし、やや伏線もあるみたいだし、
続編も予定されているようだけど、これはこれで完結してもよいのではなかろうかと…。
そのくらいわりと落ち着いた終わり方であった。続きを読む

面白かった。帯の”不死身””カニバリズム・コメディ”に目がとまって、読んでみました。なんか、死ななくて、コメディって、心に優しそう。設定は百年ほど前から人外に人権が与えられているものの、今日でもまだ差…別など色々な問題がある世界。主人公の由紀子がお母さんキャラ、山田くん（不死男）がドジっ子（しかし秘密あり）、山田一家の構成が非常にアトラクティブ、ツボを抑えたキャラがみっちりと入れ込まれている。クラスメイトの彩香も良い。コメディすぎず、グロすぎず、本書内でも言及されているが、ぼくをお食べよ！XンXンマン感がすごい（笑）。いやもう、ヴァンパイアものって、血を飲むというのが美しい感じだが、これが、肉を食うとなると、とたんに禁忌感にみちあふれるのが興味深いと思った。
続きが楽しみ。続きを読む

『薬屋のひとりごと』の日向夏の作品．『迷探偵の条件』に続いて同じ著者の本を読んでしまいました．この著者の多作には驚きます．いろいろ集中的に読みましたが，目立った不満がないのも良いです．年明けにはさらに…別の本が出るようなので，また読んでしまいそうです．完全に日向夏にハマっています．続きを読む