【感想】李王家の縁談

林真理子 / 文春e-book
(65件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
7
21
30
2
1

ブクログレビュー

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  • saki1006

    saki1006

    梨本伊都子さんが語り手となり、長女方子さんの嫁ぎ先の朝鮮王家の話を中心として、様々な縁談の話が主。
    当時の女性は縁談が今以上に重要視していたのだと改めて痛感。林真理子さんの話は豊かな人が貧しくなっていく話がおおいなぁ。また、女性の嫉妬の気持ちなどをよく分かってらっしゃる。続きを読む

    投稿日:2024.04.14

  • 前太ハハ

    前太ハハ

    本書は明治の終わりから大正、昭和と続く時代の皇族、宮家の縁談(政略結婚)を描いた作品です。

    政治的な意味、よりは皇室の誇りと価値を守り抜くために奮闘する姿が面白く、今とは違う価値観ながらお国のため、天皇のため、を行動規範にされている様が伝わり、とてもよかったです。

    ただ、物語後半は、事実の羅列ぽく感じるところも多くて残念でした。
    近代史過ぎて創作しにくいのかな、なんて邪推したりして・・・
    続きを読む

    投稿日:2024.03.18

  • ぷらりん

    ぷらりん

    タイトルからして『李王家の』縁談話しなのかと思ったら、伊都子妃がいかに縁談をまとめたか、な話し(そしてその縁談の中には李王家の人間も含まれている、という)。

    投稿日:2024.03.05

  • 史織

    史織

    こういう自分の知らない小説を読むのがすごく好きでして。
    皇族の一員として娘に立派な結婚をさせたいが、国内でうまく調整ができなかったので、李王家=韓国の王族との結婚を目指す前半の話よりも、華族に莫大な税が課されて没落していく後半ばかりが記憶に残る続きを読む

    投稿日:2024.02.10

  • たこやき

    たこやき

    明治〜昭和にかけての皇族・貴族たちの縁談にまつわるお話し。実存した皇族の日記をもとに構成された小説。明治〜昭和初期あたりの歴史小説、本当に好きなんですよね。武士の時代ほど遠くはなく、今と地続きであることを感じられるにもかかわらず、今とは全然違う社会・政治・文化が渦巻いているのが面白すぎて。なのでこの作品もドンドン読めた!エンタメというよりは歴史絵巻を楽しむみたいな感じ。続きを読む

    投稿日:2024.01.06

  • ヒイラギ

    ヒイラギ

    皇族に嫁いだ梨本伊都子の視点で描かれた明治維新後から終戦直後までの天皇家、皇族に生きる女性たちの物語。

    タイトルにある李王家の物語は、本書のほんの一部。そのため、タイトルと内容にやや違和感が残る。いっそ、伊都子の縁談の方がしっくりくる。
    皇族の女性にとって、縁談を成功させることがいかに重要で、ライフワークとなっていたかがよくわかる。母親たちは、とにかく娘には良縁を。少しでも天皇に身近な皇族と必死だ。

    林真理子は大好きな作家。
    期待していただけに、全般的にちょっと残念。
    李王家の話が表面的なのと、全般的に広く浅くといった感じで物足りない。
    史料が少ないのだろうが、そこは林さんならではの鋭い視点でもう少し切り込んでほしかった。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.05

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