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一本木透 / 創元推理文庫 (38件のレビュー)
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はるはる
このレビューはネタバレを含みます
3分の2くらいまでは面白いけど想像してたよりは普通だな⋯と思っていたが、後半がすごかった。 犯人が誰か分かっても殺された教授をよく知らないし、そこまで感情移入できずそうなのね。としか思わなかった。しかし、陽一郎くんの手紙あたりから一気に入り込めるようになる。 対話の相手はどうして一本木記者じゃないといけなかったのか、タイトルの殺せなかった人物は誰なのか。知れば知るほど謎が解けていくスッキリ感と登場人物たちの心情を考えてしまい苦しくなる気持ちが両方くる。
投稿日:2024.04.23
nine
文章の滑らかさが好き。語彙の多さは元新聞記者と知って納得した。 新作出てるっぽい。買おうか文庫出るの待とうか迷う。 売却済み。
投稿日:2023.11.17
MIKI
最初の驚きは主人公の名前が作者の一本木透という名前だということ。私にはけっこう難しい言葉ばかりだったけど、主人公も犯人も頭脳派の策士で言葉選びがプロだと思った。それによって読んでいるこちらもうまく誘導…されたな〜というかんじ。重要な人物の登場は少なめなので犯人分かったな〜と思ったら後半また驚き。タイトルの意味もよく分かった。だから、なんだなーおもしろ!続きを読む
投稿日:2023.09.12
しるべ
新聞社について事細かに語られていて全く知識がない状態でも楽しめた。 愛は行き過ぎると歪み、一番愛しいものを思っての行動もから回る。陽一郎くんがどうか幸せであってほしい。
投稿日:2023.07.12
NSFM
帯にもあるように劇場型犯罪ミステリー。新聞紙面を使って連続殺人犯と新聞記者との言葉での公開討論。 非常に面白かった。 お互いが知的で言葉巧みでどこか敬意をはらいながら、互いを批判しながらも互いに信頼…を重ねていく様なやり取り。凄く巧緻な作品だと感じた。 テーマは前半は「潜在暴力」かと感じてていたのだが、「家族」と「言葉」が作品全体に浸透している。 「言葉」について考えさせられた。 自分は新聞記者とかみたいに言葉を書く事を生業としてはいないが、声に発する言葉こそ言葉だろう。 「その一言」っていう場面なんか自他共に嫌というほど言ってきたし聞いてきた。 深く刺さる物も多くあり、刺さり方次第でプラスにもマイナスにもなる。 それこそ「暴力」にもなる。逆に「救い」になる時もある。 使い分けられるほどの知性がないため失敗ばっかりするけれど、自分の思っている事の表も裏も言葉として両面を話せれば自分という人間が分かってもらえるだろうし、自分本位だが自分は生きやすいはずだと確信している。 旨い言葉使いで的確に自分の気持ちを言葉にする語彙力と語学力が素晴らしい。 この作品の紙面での公開討論を読んでいてそんな気持ちを抱いた。続きを読む
投稿日:2023.06.22
南江
初めての作者作品。 読み始めて「あれ?」と思ったのが 作者と同じ名前の登場人物がいること。 文章自体はとてもかたいです。 哲学的な内容も含んでおり スルスルと読めるような内容ではありません。 けっこう…考えます。 連続殺人犯が新聞紙面で記者と対話をするという 形式で物語が進みます。 読み進めていくうちに、真犯人はこの人では?と 予想をしたのですが、外れていました。 他にも最後に驚く事実も発覚して よく考えられてるなと思いました。 内容的にはかなり重い感じがしましたが それほど嫌な気持ちにはならず読めました。続きを読む
投稿日:2023.05.13
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