【感想】教養としてのアメリカ短篇小説

都甲幸治 / NHK出版
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ukaiya

    ukaiya

    本の読み方が深まると同時に、
    アメリカという国への理解が
    深まる好著。
    この本をガイドにアメリカ文学の
    世界に挑戦したい。

    投稿日:2022.05.04

  • hollyleaf

    hollyleaf

    アメリカ文学をアメリカという国の成り立ちをしっかりと踏まえて読み解くとどう読めるのかを紹介している。

    ポーの『黒猫』にアメリカの根深い問題である人種(黒人に対する暴力)と飲酒が描かれていることを知り驚いた。戦争と男らしさ、そこから生まれる弱き者(女性、性的マイノリティ等)に対する蔑視等がアメリカ文学の底流にあることを各作品の読み解きから学ぶことができた。こうした機会はあまりないので(「100分de名著」を除けば)有益な読書体験になった。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.17

  • naoyam

    naoyam

    思えば文学評論を読むのは学生時代以来かもしれない。しかも私は短編小説はあまり読まないので、本書で取り上げられた作品も、読んでいるのはポーの「黒猫」くらい。
    にもかかわらず、たいへん面白く読めた。アメリカ人の精神構造を醸成してきた地理的、歴史的事情が、アメリカ文学にも多大な影響を与えていることが平易な文体でわかりやすく書かれている。
    本書で取り上げられた短篇はもちろん、これまでなんとなく読み過ごしてきたヘミングウェイやカポーティの長編も再読したくなった。きっと新たな発見があるだろう。
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    投稿日:2022.03.15

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