新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
梶井 基次郎, しらこ / 立東舎 (12件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
tomojuju
乙女の本棚3連発、の一つ目。 正直、よくわからんかった! 純文学と言われるものを桃ちゃん読むと、本当に昔はすぐ隣に死があったのだな、とよく思うのですが、今回もそこに着地しました。 2024.3.…24 51続きを読む
投稿日:2024.03.24
おびのり
梶井基次郎文学忌、結核の為死去。 1926年の作品。 イラストレーターは、しらこさん。 魂が影に移り 月へ向かう そんな情景 去年も「Kの昇天」レビューしている記憶が。同じような事書いてしまうな。… Kと療養地で知り合った「私」 満月の夜 海岸の砂浜 Kは、影が人格を持ち月へ昇るという Kは、溺死する 「私」は、Kの死因について語る それは魂の昇天 痛みのない死 病気に苦しむ梶井基次郎の希望だったのか 京極堂の「魍魎の匣」の少女達が月夜に影を見る場面は、この作品を思い出していた。意識されてたんじゃないかと思っている。 しきみさんのイラストが独特な哀愁ある色合いで良い。とてもよく小説とあっている。 月夜の顔立ち等が朧げなのも良い。 続きを読む
すよ
kと言われて思い浮かぶのは夏目漱石。なんとなく意識はして書かれたんですよね?ちがうのかな? 解釈なんかも調べたけど特に乗ってないし、あまり有名な話でもない。でもkさん病んでたんだね。ちょっと妖精っぽ…いよね?でもやっぱり死んじゃったんだし人間だったんだよね。という死に向かうというか病気だった作者目線のくらい話。 海で天に召されていくシーンはきれいなんだけど、でも何で??死は美しいと思いたいからそう書いたのか?続きを読む
紫月
作者が結核を患っていて、いつも死を意識していたかと思うと、この作品も本人の心境、様子を反映したものだと思えてきて切迫した気持ちになる。きっともう、病気で苦しみすぎたのだろう。作者の安らかに死にたいとい…う思いが映し出されているようで、いたたまれなくなった。 普通の元気な人なら、夜、海に出ても、自分の影に見とれたりはしない。何度も阿片という単語が出てくるように、精神的に参っていて、早く楽になりたいという思いで一杯だった様子がよく伝わる。 イラストが穏やかで美しく、その透き通るような綺麗さばかりが印象的なこの作品。彼の自殺かもしれない死が美しく見えるけれども、荒々しさも、抵抗する様子も描かれることもなく、昇天してしまうのは、何だか悲しいと思った。生に執着できないほどの事情が場合によってはありうるのだということを学べた気がした。続きを読む
投稿日:2024.02.20
かな
乙女の本棚シリーズから、梶井基次郎さんとしらこさんのコラボ作品「Kの昇天」です。全体的に青を基調としたイラストは、この作品にぴったりです。 私はK君と満月の夜、療養で訪れた地の砂浜で出会った…。…K君は自身の影に魅せられていた…。K君が他界したと知ったとき、「K君はとうとう月世界へ行った」と…。直接の死因は溺死だったとしても、月へと昇天したんだと私は語る…。 K君は何を思って月を影を見ていたのかな…。月と影に一筋ならない思いを抱いていたんだろうなって…。私もこんな風に月を見て自身の影に魅せられる日がくるのかもしれない…色々と考えさせられらた1冊になりました。続きを読む
投稿日:2023.07.24
aoi-sora
「K君はとうとう月世界へ行った」 満月の夜の海 月光の美しさと映し出された影の危うさ…… 「影」というのは私達にとって、もう一人の自分であったり、または本当の姿であったり、どこか不思議な存在なのか…もしれない。 色彩が印象的な絵は、しらこさん。 青や紫の濃淡で描かれた世界に、夜の海の怖さを感じた。 朝日の淡い色合いと黒い影絵で描かれた日の出の場面も好き。 やはり文章だけで読むよりイメージしやすく、難しいと敬遠していた作品も、ぐっと読みやすく感じる。 “その時刻の激浪に形骸の翻弄を委ねたまま、K君の魂は月へ月へ、飛翔し去ったのであります” 影に導かれるように他の世界へ行った魂 現実世界には抜け殻が残される……続きを読む
投稿日:2023.07.20
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。