【感想】コンプレックス文化論

武田砂鉄 / 文春文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • dai-4

    dai-4

    これが上木されたとき、タイミング的にもう氏のファンではあったはずだけど、なぜ買ってなかったんだろう?と不思議に思いつつ、今更ながら入手・読了。文庫版あとがきでも触れられていたけど、直近の発信に見る氏の見解とは、少し距離がありそうな論旨も、本書内にはチラホラ。個人的に、対談の部分がやや蛇足に感じたんだけど、そのあたりも関係しているのかも。何にせよ、他の著作の方を、より好もしく思えたのは確か。続きを読む

    投稿日:2023.05.15

  • Hazime8

    Hazime8

    コンプレックスからクリエイティブが生まれる、的なことが色々こねくり回されて論じられている。わたしにももちろんコンプレックスはあるので、それはわかるなぁ〜という部分もあるけど、論がこねくり回されすぎて、ん?ん?ってなる部分もけっこうある。え、そんなにか?とか。わからない、切実にコンプレックス抱えてる人はこれくらい思ってるかもしれない。
    何より各章での著名人のインタビューが強烈。やっぱり何かを成すとか、創造してる人ってコンプレックス云々の前に変わった人が多いのだなぁ。最後の章だから印象強いのはあるけど、特に矢幡先生ヤバくておもしろい。遅刻の人の話もおもしろかった。
    コンプレックスのゲシュタルト崩壊が起こる本。
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    投稿日:2022.06.05

  • airi0729

    airi0729

    徹底的に自己管理されたコンプレックスはジトっとしていないという言葉が残った。
    私もコンプレックスが多く、学生時代のヒエラルキーが下の方にいた人間なので、基本的に、カルチャーを摂取し、そのカルチャーから活力得て、何か創作意欲に変換して生きてきた。
    今となっては、生まれながら 全て持ち合わせていて、周囲に馴染める性格をしていなくて、偏屈で良かったと思える。
    社会との軋轢が生まれるたびに、何かに救われて、その何かに焦がれて、自分らしさを獲得してきたから。
    本書は、様々なインタビューから、コンプレックスを自己管理し、ポジティブに咀嚼する人達が出てきて、読んでいて面白かった
    差別ではなく違いとして、自分達を認め合えると面白いな
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    投稿日:2022.05.05

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【文化はコンプレックスから生まれる】様々なコンプレックスに向き合い、文献を読み解きながら考察した評論×表現者達へのインタビュー集。ジェーン・スーとの対談も収録。

    投稿日:2021.09.17

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