【感想】三国志名臣列伝 魏篇

宮城谷昌光 / 文春e-book
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ホトケ

    ホトケ

    正史ベースで三国志を描いた作者による列伝。功業の臣である程昱から蜀を制圧した鄧艾まで収録した渋い人選である。創作系三国志で著名なのは張遼だろうが名もなき参謀がいたりする辺り部下を大切にしていたからこその遼来来に繋がっていて魅力的な人物に見えた。
    程昱の劉備嫌いの理由が面白かった。
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    投稿日:2024.03.03

  • 福井智紀

    福井智紀

    三国志に登場する名脇役たちについて、魏に関わる人物7名を紹介している。恐らくは正史を踏まえつつも、空白を歴史作家としての論理と想像で埋めた、歴史短編小説集といったところ。なぜこの7名なのか、という後書きなり解説なりが欲しい気はした。なお、7名とは、程昱(ていいく)、張(ちょうりょう)、鍾繇(しょうよう)、賈逵(かき)、曹真(そうしん)、蔣済(しょうせい)、鄧艾(とうがい)である。続きを読む

    投稿日:2024.02.22

  • souta

    souta

    三国志名臣列伝の蜀編は関羽・張飛・趙雲・諸葛亮といった一般常識として誰でも知ってる人が出てくるが、魏編では一般に知られてない人ばかり。これだけでも蜀の人材不足(魏の人材の充実ぶり)が明白。

    巻頭に折角地図があるのに、本文に出てこない郡の地名ばかりで肝心な本文の舞台になる地名が出てこない。デザイナー任せなのか出版社の怠慢としか思えない。続きを読む

    投稿日:2023.09.20

  • scaramouche

    scaramouche

    このレビューはネタバレを含みます

    『三国志』に登場する人々のうち、魏に属した人物たちを主人公にした短編集。見慣れた名前もあれば、あまり馴染みがない名前もあるけれど、どの短編も読み応えがあった。張遼、鍾繇、曹真などは、爽やかな生き様を感じさせて、特に良かった。 

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    投稿日:2023.03.28

  • まいつき

    まいつき

    三国志の一つ「魏」国の名臣列伝。
    程昱、張遼、鍾繇、賈逵、曹真、蔣済、鄧艾の七名。

    張遼と雁門兵の関わりが楽しかった。この兵士は創作だと思うけれど、張遼の武勇伝には欠かせない合肥無双に紐づけてくるのはいい。
    どうしても、演技だとかませになってしまう曹真の話もいい。賈逵、曹真、蔣済と曹丕の時代の名臣の物語は、演技だとメインは司馬懿にとって変わられがちなので、新鮮ではある。

    しかし、三国志と不思議な物語だと思う。三国志という名であるのに、魏・呉・蜀の三国鼎立になる前の方が知られている物語ではないでしょうか。劉備が主人公ではあるけれど、曹操の存在の巨大さが際立つからか。
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    投稿日:2022.12.31

  • 稲石浩司

    稲石浩司

    このレビューはネタバレを含みます

    三国志外伝の魏編。

    ・程昱
    ・張遼
    ・鍾繇
    ・賈逵
    ・曹真
    ・蔣済
    ・鄧艾
    の7人収録。
    著者が語っているように、三国志本編では通史的物語としたため、個人個人が描き切れていなかったとのこと。
    登場人物が多彩過ぎて、それぞれの個性も強烈なため、描き切れなかった人を列伝としてまとめ直されているようです。
    後漢編に続く第二弾で、曹操の活躍時代から司馬炎までの間の長い時代のため、この列伝を読むことで魏の通史も思い出すことができました。
    次は、呉または蜀と思いますが、待ち遠しいです。

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    投稿日:2022.03.25

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