【感想】歴史の鑑定人:ナポレオンの死亡報告書からエディソンの試作品まで

ネイサン・ラーブ, ルーク・バール, 冬木恵子 / 草思社
(1件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • bachbygg

    bachbygg

    アメリカの文書鑑定人によるエッセイ。 著者の生い立ちから、父の事業を継いで鑑定人になるまで、これまでに鑑定した古文書やモノ、出会った人々について、オークションを含め取引の状況を詳細に語っていて大変面白かった。 アメリカは歴史が浅い国なので歴史遺産は大切にする。 またそれをコレクションする人も多い。 公的な歴史文書はもちろんだが、個人的な手紙やメモ、伝票まで価値がありそうなものは何でも集めるので、逆に偽物も多い。それを鑑定する仕事は非常に重要だ。 著者は、本物かどうかを見極めて値段をつける仕事を詳細に語る。 歴史上の有名人の偽物が多いので、慎重な見極めが必要。サイン一つでもその人のクセを見抜くことが必要だ。 鑑定は現物ありき。コレクションは本物でなくてはいけない。 そして価値を見極めること。 そのモノの来歴、裏付けが必要になる。
    良い仕事には、知識と経験が必要だがこの世界も同じである。
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    投稿日:2022.02.07

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