【感想】ちるらん 新撰組鎮魂歌 31巻

このレビューはネタバレを含みます

史実の河井継之助が好きで、無論彼がどうなったのかも知っていたから、この展開は分かってはいたのだが。
でも、帯に堂々と「盟友 土方歳三に夢を託し、河井継之助散る」と書かれると、やっぱり辛いものがあった。
『ちるらん』の河井さんも大好きだったので、余計に辛い。
彼もまた『ちるらん』らしいキャラクターだったし。
土方さんのコンビが息が合っていて本当に好きだっただけに、最期の台詞と煙草を土方さんが引き継ぐシーンは涙なしには見られなかった。
河井さーん！！（号泣）
会津に来られただけでも、快挙だったけれども。
辛いー！！

男臭い作品なので、「そう言えばヒロインはどうなってるんだ」と随分前から思っていたら、出てきた出てきた。
今の永倉さんに会っている方はさておき、序盤に登場したきり今まで本当にご無沙汰だった琴さん、ようやっと再登場！
再登場直後に土方さんと何かあったかを匂わせて終わったので、「え、この最中に何があったんだ！？やることやってたんか！？」と驚いてしまうほど。
二人のエピソードは次巻にでも書かれるのだろうか？
楽しみ。

最後の試衛館組の最強やり取りも懐かしくて懐かしくて。
まだオヤジもいた頃の、懐かしい雰囲気を味わえて、それでもまた泣けた31巻だった。

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