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綿矢りさ / 集英社文芸単行本 (124件のレビュー)
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2341cocoa
綺麗な表紙と帯のコメントから可愛らしさを想像してしまっていましたが、人との接し方がちょっとズレた大学生の女の子のお話でした。始まりから予想とは違っていましたが、展開は面白くてすいすい読めました。 孤立…しているのも本人は楽しんでいるし、嫌味も通じないくらい純粋なんだと思える。考えのベクトルだったり伝え方だったりがズレているせいで、こんなにも思いやりのある子がもったいないと思えてきたし、なかなか真理を突いたようなことも思っていて面白い。陰湿な物語にならないのはやはり、この子のピュアな心が伝わってくるからなのかな。爽やかな読後で読んでよかったです。続きを読む
投稿日:2024.07.07
こみ
このレビューはネタバレを含みます
タイトルの意味がつかめずどういうことなんだろうと思いながら読み進めていたけど文字通りのシーンがあった。笑 なんだかんだモテるみるこ。人の真似ばかりするマネ師の萌音。二人の凸凹な友情の関係性が面白い。 冬に凧揚げ、してみたくなった
投稿日:2024.06.27
マロさま
この主人公のモデルとなる方が、作者の身近にいたのでしょうか。私の身近な人と似ていて、ちょっと胸を痛めながら読みました。 こういう人は、一種の発達障害グレーゾーンなんだろうな・・・と思っていますが、こう…いう人が増えているのでしょうか。実は昔からある程度いて、自分が気づかなかっただけなのか? この主人公に、どうか明るい未来がありますようにと祈りながら読みました。続きを読む
投稿日:2024.05.06
hana
面白い。 純朴な変人(社会になんとなく適応できない個性的な人て意味で)の話しが好きなのよ。 独特の文体が、今村夏子みたい、と思った。 今村夏子よりはもちろんマイルドだけど。
投稿日:2024.04.30
チャバンムシのちゃいちゃい
キャラクターがみんな魅力的だった。 特に主人公海松子のキャラクターは、個人的に連想させるこが周りにいて、声がそのこで再生されていたのだけど、一つ一つの行動、発言が愛おしかった。 最終的に芽生えた奏樹に対する責任感が海松子のこれからの軸となり、ますます海松子は海松子らしく生きていくだろうと想像し、あたたかい気持ちが拡がった。
投稿日:2024.03.07
osugis
綿谷さんのこの独特のキャラは何とも言えず良いなぁと。 帯に書いてある「人を好きになる気持ちが分からないんです」というのは、凄くわかったりする。 これが好き?でも、その好きってどういうのだろうと。悩ん…だり。 付き合ったことのない僕は、本当の好きを知らないのかなぁ。 海松子(みるこ)の気持ちは分かるところもあるけれど、極端ではあるよね。 それはそうと、海松子の付けるあだ名は、なかなか的を射ているような。 海松子の言うところの「まね師」は、良いやつだなぁ。こういう友達いると良いよね。 こんな風な経験したかったなぁ。続きを読む
投稿日:2024.02.24
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