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植松三十里 / PHP研究所 (5件のレビュー)
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総合評価:
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walker
普段小説を全く読まないので 評価が難しいのですが 純粋に歴史を知るための読み物としてスイスイ読めてしまいました。それぞれキャラが立っていて朝ドラを見ているような感覚でした。 そして、かなりの分厚さ(3…80ページ)の小説を読めたという達成感が味わえてます。 時代が時代なので仕方ないですが、THE男社会が描かれており、女は子を産んでなんぼ、と言った当時の価値観も見えて面白かったです。この時代に産まれなくて本当によかったです。 続きを読む
投稿日:2024.02.23
KOKORO64
亀の井ホテルの創業者 油屋熊八が斬新なアイデアと行動力によって別府温泉の発展を成し遂げていく物語。ユーモアたっぷりの朝ドラを見ているようで楽しく読めた。地方紙に連載小説。 油屋熊ハという主人公の名前…が本名だと知って驚きました。また、日本初の女性バスガイド付きの定期観光バスをはじめ、観光業における数々のアイデアが熊八の頭脳から生まれたことをはじめて知りました。サクサク読め、歴史?の知識もつく、お勧めの一冊です。続きを読む
投稿日:2023.09.20
shinpapa
16血湧き肉躍るという表現がぴったりの経済活劇やー。こんな偉人が市井にいたことを紹介してくれてありがとうございました。大して大作でもないのに上下巻にする本があるけど、これは内容盛りだくさんで上下巻でも…よかったなあ。続きを読む
投稿日:2022.02.10
advicekiyomidosu
以前「かちがらす」という幕末を読み切った男という副題の本を読みました。 この植松三十里さんは、丹念な取材と資料の読み込みにより、史実を第一にしながらも読み物としても十二分で、ハラハラドキドキ、感動を呼…びます。 今回の時代は明治から昭和10年まで。 最初は油を売っていたが米屋に転身した実家。 小僧として働く。気働きができて、頑張り屋の少年、熊八。 子供時代からの米相場を皮切りに、経済のことをよく学び、一時は株で大儲けをする。 いったん、大負けして仕事を無くすが、縁あって別府温泉宿を譲る受ける。経済のことを学ぶために渡米した経験がある熊八。 ヒッチハイクをしながら全米を旅し書き溜めたノートを財産に、観光という概念を商売に繋げる。 港の桟橋をはじめとし、道の拡張や売りになる物を次々と開拓し、人を呼べる別府にかえてゆ変えてゆく。 そのバイタリティーのあふれる言動は、 時々時代を忘れてしまうほど。 痛快だし涙も誘われたり。続きを読む
投稿日:2021.10.07
Moon Child
別府温泉を日本一にした男、油屋熊八の一代物語。人の一生でこんなに忙しい人が居るのか、と思うような人物。亀の井旅館を経営してから、そこで出会う人を別府の仲間に引き入れて盛り上げていくところは読んでいてワ…クワクし感動することもありました。いまの日本ではあまりいない人情味溢れる人物のお話です。続きを読む
投稿日:2021.09.12
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