【感想】ミストクローク―霧の羽衣― 1新たな救い手

ブランドン・サンダースン, 金子司 / ハヤカワ文庫FT
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
5
3
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ブクログレビュー

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  • nori-k99

    nori-k99

    昨今のご時世のせいで霧がなんかのメタファーっぽく感じられて、そんな自分がちょっと嫌な感じ。思わせぶりなエピグラフがラストへの期待を煽る。あとヴィンとエレンドの関係はパートナーとして理想的じゃないかしら続きを読む

    投稿日:2018.11.25

  • いけだ

    いけだ

    ついにラスト3冊。
    数々の謎が、ついに解き明かされるんだろうな。

    各章の冒頭に記される、何かの文章の断片。
    これまでのシリーズでは、ここに大きなヒントが隠されていた。
    今回も、同じように、謎の文章が記されている。
    気になるのは、今までのとは違い、「未来」の文章のようであること。
    誰が記したのか?というのが、たぶん最大の謎なのだろう。

    そして、変わり続けていく登場人物たち。
    ヴィンとエレンドは、はじめの頃の印象からは考えられないくらい、大きく変貌を遂げた。
    そして、変わらないと思われていたセイズドですらも、少しずつ変わっていく。
    誰ひとりとして、はじめの頃のまま変わっていない人はいない。

    本巻は、スプークの物語だった、のかな?
    あとヴィンが少しずつ「普通の」女の子に変わってきていている。
    女の子、というよりは、女性、と言った方が良いくらいに。
    それでもなお、そのぶっきらぼうな率直さは健在で、それがたまらなく魅力的。
    エレンドとの強固な信頼関係も、読んでいてとても清々しい。

    結末まで、残り3分の2となった。
    さあ、この先どうなることやら。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.13

  • カケ

    カケ

    最終章の第一巻。前章でやばそうなものを開放してしまったヴィン。それに伴って世界にどういう変化が起きているのか、その中で一味がどうやって自分の戦いをしているのか、という巻。
    前巻までとの立場の違いが大きいのが、スプーク。錫の目でしかなかった彼の心境の変化による、行動にも変化が出ている。今までほとんどフォーカスされていなかった、スプークにフォーカスがあたっているのが面白い。続きを読む

    投稿日:2013.12.22

  • urave

    urave

    良かったけど、この巻は話の進みが遅かったかな( ´ ∀ ` ) 前半は読むのに結構時間がかかった。
    ミストクローク1では前回の話から一年後のみんなの様子や、帝国中の状況が分かります。新たに“血金術”というものが出てきたり、え!?っていうことが起こったりで、また面白くなりそう続きを読む

    投稿日:2012.03.03

  • himoiku

    himoiku

    陰鬱すぎてこれ単品で読むとつらいものがあるような。
    ミストスピリットでの打撃、そして世界の破滅が近さが登場人物のほとんどに暗いかげを落としている模様。
    そんななかあんまりかわらないヴィンがもの凄く明るく見えるというのが驚き。
    2巻以降どう話が動いていくかが楽しみなところ。
    続きを読む

    投稿日:2011.11.25

  • 沢渡祥子

    沢渡祥子

    このレビューはネタバレを含みます

     ミストクローク3冊、まとめて読み終わりました。これでミストボーンから始まった全9冊、読了です。読み終わった……終わってしまった……。
     広げた風呂敷がきれいに畳まれていくのはいいのですが、こう畳むのか! こういう結末になるのかーーーーーっ! って感じでした。

     話の構成はとってもうまい。一度出した情報を「偽りでした」というネタでひっくり返すのは好みとしては好きではないのですが、好みを考慮に含めないのであれば、この展開はとても魅力的です。かちっかちっとはまっていきます。ここがこーなって、あれはこういう理由かー、みたいな。
     ちょっと終盤は情報量が怒濤な印象で、もっと早くから散らばせといてほしいなーと思う情報もありますが、多分これは好みの範疇なのでしょう。
     ファクターいっぱい、伏線いっぱい、それらがきれいにはまってまとまって畳まれていくのはそれだけで快感要素なので、それは良いのです……が。が。が。

     伏線まいて、設定たたんで、きれいなオチをつけられることで満足するには、私は登場人物たちに思い入れを持ちすぎているというか。
     多少内容をまるめてもいいから、アバウトなところがあってもご都合でもいいから、もっとみんな幸せに……よかったねーよかったねーで済ませることができる展開が欲しかったんだ……!
     いや、この話をアバウトに進められると作品としての魅力が半減するのはわかるのですが、それでもやっぱりヴィンにもエレンドにもハッピーが欲しかったのですよ……!

     あ、セイズドはあれでいいです。というかだいたい予想以上気味の予想通りだったので満足です。
     けど主役2人に関しては……グッドエンドも貴重だが、どっかで分岐はないですか。彼らがハッピーになれるエンドも用意してはいただけまいかブランドン・ サンダースンさんっ

     ヴィンに関しては漠然とイメージしていた予想に到達したと思ったら閾値を超えてびっくり展開にまで行っちゃったよ……! 神の能力に関する解釈は斬新でした。使い切れない能力ってああなるのか。あれはTRPGの世界設定を作る上でこのうえなく興味深い展開だった。
     そしてエレンドは……エレンドは……ううううううううううう。

     いろいろ思うところはありますが、結末まで読めて楽しゅうございました。続きが出ても……彼らはいないんだなぁ……(←往生際が悪い

     ……あ、あと、ケルシャーはあそこまで特別扱いせんでもなーと思う。作者が好きなんでしょうけれど。死んだヒトは死んだままでいいです。うん。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.08.11

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