【感想】刑務所しか居場所がない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

山本譲司 / ボイジャー
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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1

ブクログレビュー

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  • ムロオ

    ムロオ

    はじめに
    「ぼくは刑務所というところを誤解していた」

    まったくその通り。私も誤解をしていました。

    漫画ワンピース、海底監獄インペルダウンの副署長ハンニャバルのセリフ

    「貴様らが海へ出て存在するだけで、、庶民は愛する者を失う恐怖で夜も眠れない!」

    大好きなセリフです。世の中そんなもんだと思っていました。
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    投稿日:2024.03.03

  • どんぐり

    どんぐり

    子ども向けに書かれていてわかりやすい

    リアルに刑務所を経験した人の経験や心持ちが書かれていて、わかりやすいし、住みやすい社会、優しい社会ってなんだろうと改めて考えさせられる

    ケーキの切れない非行少年たち
    (宮口幸治著)
    を読んでいたので、考え合わせながら読んだ

    認め合い、優しい社会にしていくことが
    誰にとっても住みやすい社会になるだろうと思う

    今、支援学級は賑わっていて、たくさん子どもたちがいる印象があるけど、この子たちが大きくなったときに良い社会になるようにしていかなければいけないと思う
    彼らが変な犯罪に巻き込まれないように

    昔の知的障害の方は、学校に行くことを免除されたりしていたことも相まって、社会との隔たりが大きくなっていただろうなと思う
    誰もが社会の一員として共に生きていけるようになればいいな
    知的障害の方で仕事に就かれている方もいて、そういう方々はとても親がしっかりしていたり恵まれている方なんだなと思った
    こんなところにも格差があるのかと思う

    困っている人や大きな声を出しちゃう人とかにも親切にしたい

    子ども向けでわかりやすいので、少し大きくなれば子どもにも読ませたいと思った

    一昔前に比べて、犯罪者も犯罪も凶悪犯罪も激減しているとあった、そうなのかとびっくりした
    マスコミの見せ方によるものとあったが、こんなところでもマスコミなのかーと思った、多く見せたり凶悪犯罪が増えてると感じさせて誰が得するんだろ、悲しいなぁ
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    投稿日:2024.01.21

  • TAMA

    TAMA

     知的障害者の刑務所内での処遇の不十分さ及び、社会的な支援を得られないまま障害者が再犯に至というループを問題提起するも、結局は予算不足という壁に阻まれる現状が書かれている。
     社会には本書の問題以外にも色々な問題が山積しており、問題に優先順位をつけて予算という限りあるリソースをどのように振り分けるかということに集約されると思う。障害者による犯罪問題の対応の必要性は否定しないが、そういった観点から、特に本書が心に刺さる内容とは感じられなかった。続きを読む

    投稿日:2023.12.24

  • kofsan

    kofsan

    子供向けの本だが、大人が読んでも、障がい者に対する正しい認識を得られる良書。軽度の知的障害者に対して、適切な福祉政策をとらないことが、犯罪者を増やし、結果として、余計な財政負担を生んでいることがよく分かる。続きを読む

    投稿日:2023.09.16

  • けろ

    けろ

    すごく興味深かった。
    「ケーキの切れない非行少年たち」と同じ内容なのだけど、こちらは少年じゃない。
    そして読みやすい。

    WHOの発表している「障害についての世界報告書」では人口の15%がなんらかの障害がある。としている。
    地球上の6~7人に1人である。
    それくらい普通のことなのでもっと考える必要があるのではないだろうか。

    日本の障害者福祉予算 年間約1兆円
    これはスウェーデンの9/1、ドイツの5/1,イギリス・フランスの4/1、アメリカの2/1と先進国の中でも非常に少ない。

    府中刑務所の約1800人のうち700人以上が精神・知的障害があり、600人が身体障碍がある。
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    投稿日:2023.03.04

  • オッディ

    オッディ

    「体感治安の悪化」という言葉と【犯罪が減っているのに、治安が悪いような気がすること】という意味は憶えておく。

    第3章の多くの放置されている軽度知的障害者の問題はすぐには解決されないだろうな。

    障害者を排除しないようにしよう、共生できる社会に変えていこう、それが社会に生きるみんなの為になる、という著書の主張も分かるが、あまり言いたくないし嫌いな言葉だが自分はいわゆるきょうだい児だから、そんな簡単に言わないでよ(簡単な事では無いのは著書の方が自分より分かっているだろうが)と複雑な気持ちになった。

    再犯させないためにも福祉や就労に繋げ孤立させない事が大事という考えは重要。

    彼らを支援する現場で頑張っている人には頭が下がる。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.29

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