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マーニー・ジョレンビー / 早川書房 (3件のレビュー)
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alouette18
アメリカ人の作者が日本語で書いた作品、ということに興味を持ちました。 理解が難しい部分も多かったし、表現など「?」と戸惑うところもあったので、「アメリカ人が書いた」とものとしての評価ですが、最後まで…読み切ると、なかなか面白かった、と思えました。 続きを読む
投稿日:2023.06.06
erierierin
米国作家による日本語書き下ろしのファンタジーという、のんとも情報の多い作品。 肝心のストーリーは、現実設定ファンタジーで、科学的にせつめいのつけられない、「だってファンタジーだから」というしかない話。… 正直、登場人物の誰にも感情移入できないし、あまり好感も持てない。 要になるストールの設定もあまりぴんとこないというか、琴線に触れる部分があまりにもなかった。 それでも発想自体はおもしろいなと思ったので星三つ。続きを読む
投稿日:2023.04.25
まっしべ
なんといっても本書は奥付内〈著者略歴〉にある通り、アメリカ人著者が「執筆に5年をかけ、すべて日本語で書き上げた」渾身の労作という点に尽きる。 「Boiled Eggs Online」でのインタヴューに…詳しいが、日本語に興味を持ったきっかけそのものは些細ながらもその後どっぷりと日本語にハマり、最終的には直接日本語で小説を書き上げる(はじめ英語で書いて日本語に訳すのではなく!)という快挙を成し遂げる。 それは確かにぐうの音も出ない程に素晴らしいチャレンジだと思うし、最後まで小説として書き切った熱望には大いに敬意を表します。 けど、どうしても拭い切れずに漂う日本’風’な違和感は小骨のように刺さりましたし、そのチクチク感に慣れこそすれど克服することは出来ませんでした。 とにかく主人公のあけびが苦手。正直嫌い。 彼女の高慢で神経質で小賢しい感じにどうにも馴染めず、最終的にそういった部分を省みる展開になるのかと思いきや問題の俎上にはのぼらなかった。 決定的に嫌いになったのは「テーブルの下でフのローヒールの足を蹴った。」(p128)シーン。自分からフに友達の相談に乗ってほしいと持ちかけておきながら、意図した流れにならず苛ついて乱暴を加えるって最低。しかもフは「77歳」(p12)のおばあさんである。ひどい。 また、全体がほぼ「〜した。」「〜だった。」で結ぶ文章ばかりなので起伏に乏しく、読み進むのがなかなかにしんどい。 冒頭の通り作品の成り立ちそのものは理解しつつもマーニー氏が日本文化への理解が深く、寄り添いも強いだけに、もっとアメリカ的価値観が異物のように主張したキメラみたいな小説になっていたら、あけびのキャラクターも受け入れることが出来たのかもしれない。 1刷 2023.2.2続きを読む
投稿日:2023.02.02
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