【感想】オリンピア1996 冠〈廃墟の光〉(新潮文庫)

沢木耕太郎 / 新潮文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 桜色の世界(sakurairoworld)

    桜色の世界(sakurairoworld)

    アトランタオリンピックのノンフィクション。
    沢木耕太郎が体験したアトランタという街とオリンピックは…。

    東京オリンピックはかつてないコロナ禍での開催となった。
    どのオリンピックも最先端技術を駆使して、綺麗な映像やパレード、選手村の様子が華々しく映し出される。

    付け焼き刃的なドタバタもあるものだ。なかなか冷静な対応もできなかったり。
    アトランタにそんな事があったのかと改めて知ることができた。
    東京オリンピックとの比較もしながら、アトランタの裏方や背景が沢木耕太郎から溢れて止まらない。
    たっぷり楽しめた。
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    投稿日:2022.06.06

  • soku

    soku

    コロナ禍で海外旅行が厳しいと感じたためか、読書中にGoogleマップを使ってしまう。著者がオリンピアの遺跡を訪れているなら、その場に立ってみる。
    著者のような洞察力があるかどうか確認したく、アトランタオリンピックのフェンシング代表の話になれば、彼らの写真を検索する。
    著者が見えている世界と、私が感じる世界の差分を体感しようとした。つまり、彼のような日記は書けないだろう。
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    投稿日:2022.04.03

  • 及川理仁

    及川理仁

    内容を分かりやすく書けば、こうです。
    「オリンピック大批判」
    「IOCのサマランチ元会長大批判」
    これは私の主張と完全に一致しています。
    ですので、オリンピックを大批判し、完全否定している私には非常に興味深い一冊でした❗
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    投稿日:2022.03.03

  • 1426172番目の読書家

    1426172番目の読書家

    ナチスをテーマにしたナチの森からに比べると、平和な世界、日本の成績がいまいちなどから、ナチスの森ほどは引き込まれなかった。小気味の良い沢木ルポは健在であり、気持ちよく読める一冊

    投稿日:2021.11.14

  • stratton

    stratton

    沢木耕太郎とオリンピック。しかも、過去のオリンピックに想いを馳せて旅をするということではなく、現在進行形のオリンピックを体験するという形。この組み合わせに違和感を感じて、本書を手にした。
    案の定、著者は現代の商業主義が行きすぎたオリンピックに批判的な立場。読み物としては十分面白いのだけれど、この著者に書いてほしくなかった、というのが率直な思い。
    書く対象に寄り添って、想いを寄せる。予想外の展開が起きても、抵抗しないで受け入れる。私の好きな沢木耕太郎のテイストは薄かった。
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    投稿日:2021.07.24

  • dysm3636

    dysm3636

    近代オリンピック百年の節目となった1996年の大会は、父祖の地アテネを押しのけ、スポンサーとテレビ局によってアメリカ・アトランタに持ち去られて開幕。著者・沢木耕太郎氏が全日程をつぶさにレポートしつつ、「五輪」はいまや「滅びの道」を歩んでいるのではないか・・・?岐路に立たされる五輪の姿。続きを読む

    投稿日:2021.07.10

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