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川村元気 / 文春文庫 (147件のレビュー)
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総合評価:
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まよ
映画化され、話題なっていたので。 揺さぶれるものはなかったけれど、いつか私も直面するかもしれない場面を思い浮かびながら読みました。
投稿日:2024.04.15
天頂バス
百合子に自分の母親を重ねると胸が苦しくなった。親や身近な人が認知症になる怖さだけでなく、自分が将来なるかもしれない怖さも知らされた物語だった。感動はしたが、読む前にハードルを上げすぎた感じはある。
投稿日:2024.04.10
夲子
このレビューはネタバレを含みます
ロング・グッドバイ 母と息子、ふたりで生きてきた。ある時を除いては。すべてを置いて母は遠ざかってゆく。混乱し、おぼつかない足取りなのに、道を戻ることは決して無い。ユリコのさよならは比較的早足だったようだ。 認知症というよりも、親子関係に重きを置いて書かれている。流れるような文章だったが、母子の入り組んだ感情がよく伝わってきた。私自身はこのような思いはしたことが無いが、私の父と祖母には似たような空気が流れたのかもしれないと思った。 最近、人間にとっての「母」という存在の大きさを考える事が多い。大体は慄き、立ち尽くすことになる。気がつけば「母」達に囲まれて生きていて、皆よく知っている人たちなのに、絶対に分かち合え無い属性。それを少し垣間見た気持ちになる。
shige0614
認知症は辛いな。忘れていくことと、昔の記憶を思い出す息子。映画を見たくなった。原作も監督もするんだな、作者。多彩。良い小説だった。
投稿日:2024.03.23
werasd
冒頭に母親に認知症の兆しが出るくだりで、読む手が重くなった。 明日の記憶も認知症を取り扱った作品で、記憶をなくしていく描写は、命がなくなるのと同等の悲しみを感じた事を思い出した。百花の作品の中で、人間…は記憶で出来ているという描写を読んで腑に落ちた。 作品の核となる空白の一年の始まりと終わりについては、その前後の関係性と照らし合わせても納得いく解釈はできなかったのは残念だった。 全部読み終わってから、冒頭の一節を読み直すことをお薦めする。続きを読む
投稿日:2024.03.22
鈴
20歳になった頃だろうか、母親というひとりの人間の見方が少しずつ変わったように思う。私のたった1人の母親、母親は母親である人生しか歩んでいないが如く、その絶対的な愛情を当たり前のものと思っていた。だけ…ど、母親は母親だけではなかった。母親にも人生があり私の想像つかない場所で女として生きる時間もあったのだろう。この本を読んで改めて、人間の奥深さ、強さ、弱さを痛感した。知ることの怖さを、忘れることの朗らかさが優しく包み込んでくれる不思議な本だった。続きを読む
投稿日:2024.03.21
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