【感想】同調圧力の正体

太田肇 / PHP新書
(12件のレビュー)

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  • creationmember

    creationmember

    【まこ記入:2023.4.5】

    同調圧力の正体/太田肇
    目的としては、タイトル通りの、同調圧力の正体が知りたくて読み始めました。
    同調圧力の背景は何か? その対処はどうすればいいか? の質問に、
    者は、わかりやすく語りかけてくれました。
    学者さんならではの論調で、腹落ちできました。
    堀江さん著書とエピソードの類似性はありますが、その解釈の仕方が、よりロジカルでした。
    実体験として、今勤めている会社で10年以上前に、急にグローバル化した時、
    この3つの対策を実践しました。

    当時、私や同僚は、純日本共同体から脱却、グルーバル化方針に、多いに反発した事を思い出しました。

    https://www.facebook.com/groups/898247247572913/permalink/1086719988725637/

    https://note.com/prometheus1966/n/n363a990493c3
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    投稿日:2023.04.05

  • Bikkie

    Bikkie

    「何もしない方が~」と同様、事象の説明には納得感があるものの、解決に向けた対応策の章はイマ一つ。フラット化によってタテの圧力が弱くない、ヨコの圧力が高まりつつある社会風潮はまさにそのとおりだと感じました。

    もはや、社会が一回ダメにならないと再生できないのではなかろうか。。。と思わせます。
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    投稿日:2023.01.27

  • はち

    はち

    題名の通り同調圧力について書いてある本。

    職場で同調圧力について感じる事が度々あったので読んでみました。同調圧力について、疑問に感じながらもついつい屈してしまう事がありました。

    同調圧力について気付いたこと
    ・利点もある→民衆自らが規律を守りやすくなる。
    ・同調圧力が生まれた原因は色々ある→終身雇用制度、学校、近所、狭い人間関係等
    ・昭和の時代までは同調圧力が良かった→平成からIT化、女性の社会進出、終身雇用制度の崩壊等で同調圧力はそぐわなくなってきたにも関わらず、相変わらず残り続けている
    ・様々な対策が取られてはいるが、結局別の問題が発生したりで、同調圧力をなくすことは難しい

    同調圧力は様々な要因が関わって発生し、ハード面(制度や政策)では対処しきれない問題である。
    自分的に同調圧力に屈しない方法としては
    自分の中にぶれない軸を持つ、常に思考し続ける2つが重要であると感じた。
    さらに、同調圧力からの一種の逃げ道としては
    ・準拠集団を共同体の外に置く→例えば職場で同調圧力を感じているのだとしたら、家庭や友人関係に重きをおいて、例え職場で同調圧力を感じても家庭があるから問題ないといった考えを持つ。子供が学校でいじめられたとしても、この考えを教えれば解決できるのかもしれない。そのためには子供への無償の愛が必要であると感じた。
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    投稿日:2023.01.09

  • nobu2kun

    nobu2kun

    『#同調圧力の正体』

    ほぼ日書評 Day574

    昨年の6月刊にもかかわらず、20世紀の本かと思わせるような、「出羽守(でわのかみ)」、「尾張守(おわりのかみ)」なステレオタイプに終始する内容。

    著者は、「承認欲求モノ」で一定の評価を受けているとのことだが、1954年生まれ、昨日紹介本に続き、ここでも老害かという印象。

    わかりやすいステレオタイプな箇所を二つほど抜いておこう。

    "中小企業になると会社への忠誠と献身を求めるいっぽうで、社員をしばしば自宅に呼んで食事を振る舞うなど、まるで家族のように扱う経営者も少なくなかった。"

    "働く場についていえば、日本では欧米のような企業横断的に結成された労働組合や職業団体が存在せず、外部労働市場は発達していない。いっぽうで日本企業に定着してい るのが、いわゆる「三種の神器」すなわち終身雇用制、年功序列制、企業別労働組合で あり、社員はいったん就職したら、定年もしくは定年近くまで同じ会社で働き続けるこ とが暗黙の前提になっている。なお終身雇用にしても年功序列にしても、崩壊し たという見方もあるが、 平均勤続年数や年齢別平均賃金などの数値にもあらわれている ように、制度の骨格そのものは残存している。"

    さらに「コロナ自粛」や「マスク警察」と話は続く。

    もちろん、そうした傾向のあることを全面否定するものではないが、2021年になって、このレベルの著述はあまりにお粗末。
    また、日本の中小企業では、社員を自宅に呼んで云々とあるが、たとえば懐かしのアメリカドラマ『奥様は魔女』では、そうした交流は皆無だったか?と問いかけてみたい。

    また、最終章で、そうした同調圧力に立ち向かうための「戦略」が語られるのだが、主張の代表例が「クオーター制」や「アファーマティブ・アクション」。いや、それは戦力でなくて「How」だろう!、と自宅で思わず声を出して突っ込んでしまった。

    https://amzn.to/3fUdtKr
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    投稿日:2022.10.09

  • prometheus1966

    prometheus1966

    【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
    同調圧力の正体/太田肇

    目的としては、タイトル通りの、同調圧力の正体が知りたくて読み始めました。
    同調圧力の背景は何か? その対処はどうすればいいか? の質問に、
    著者は、わかりやすく語りかけてくれました。
    学者さんならではの論調で、腹落ちできました。
    堀江さん著書とエピソードの類似性はありますが、その解釈の仕方が、よりロジカルでした。
    実体験として、今勤めている会社で10年以上前に、急にグローバル化した時、
    この3つの対策を実践しました。
    当時、私や同僚は、純日本共同体から脱却、グルーバル化方針に、多いに反発した事を思い出しました。

    同調圧力マインドマップ
    https://note.com/prometheus1966/n/n363a990493c3
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    投稿日:2022.04.18

  • hirona82

    hirona82

    このコロナ禍であらためて注目される同調圧力の本ということで、手に取った。

    昭和〜平成〜と流れる中、時代や環境が変わるとともに同調圧力が足枷になってきたということ、縦でなく横からの同調圧力が増えて来たという流れを、この本を読むと実感する。

    同調圧力が無くならない理由は共同体主義にある、ということは、この先を生きる上でも意識しておかないといけないと感じた。
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    投稿日:2021.12.16

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