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苗川采 / 電撃コミックスNEXT (2件のレビュー)
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猿山リム
主人公は多くの怪異(ひとでなし)に命を狙われる。 喰らうために護る怪異と、襲う怪異と人との物語。 重めの話に、美女と怪異の物語が馴染む。 今巻、主人公の背景や怪異の事など、徐々に明かされはす…るが・・・。 思い切った展開は少なめの印象。 次巻へ引っ張った一つの問題が肝になるのだろう。 この要素がどう転ぶのか楽しみである。 怪異とこの要素がどう交わるのか。 あと、四国好きとして「東京ケーキ」にほっこり。続きを読む
投稿日:2021.08.10
タカツテム
比名子の死にたがっているという欲求を指摘した汐莉の瞳は「海みたい」と形容されているけど、日名子にとっての海とは自身を他者と隔絶する空虚な檻のようなもの だから、海みたいな瞳を持つ汐莉の指摘は日名子を改…めて普通の人間とは全く異なると突きつけるものとなるのかな?だから日名子もあまり愉快な思い出ではない過去を話したのかもしれない 死にたいくらい哀しい出来事なのに、その時に聞いてしまった「生きて」の言葉が日名子に自発的な死を選ばせない。だから他者から与えられる死を欲してしまう それはとんでもない矛盾だね。死にたいのに生きなければならない。その矛盾が日名子を生かし苦しめている でも、気まぐれに人を殺すひとでなしなら矛盾なんて無視して自分を食べてくれる。日名子が恐ろしい存在である汐莉に惹かれるのはそういった理由があったのか でも、やっぱりひとでなしである汐莉はそんな欲求すら無視してしまうんだよね。 汐莉の要求はとんでもないね。最高に美味しい日名子を食べたいから生きてほしいなんてとんでもない矛盾 それらの矛盾は他の矛盾を呼び寄せていく その最たるものが美胡の正体。いや、本当に彼女の正体は意外だった。普通に親友兼恋敵枠かと思っていたよ…… 美胡が最初に見せる矛盾は些細なもの。祭り会場に居る日名子を見たのにまるで見ていなかったように振る舞う 次に見せた矛盾は少し衝撃的。見えない筈のものが見えるという…… 美胡が持つこれらの矛盾によって、汐莉が現れるまでは平穏であったように思えていた日名子の日常の色が全く違って見えてくるね そして美胡が抱えていた最大の矛盾が…… 美胡にとっては捕食の対象となるはずの日名子を偽り、自分を偽り、周囲を偽り、嗜好を偽り守ってきた約束とは何なのだろう?続きを読む
投稿日:2021.06.30
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