【感想】流れ星と遊んだころ<新装版>

連城三紀彦 / 双葉文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • かっつぐ

    かっつぐ

    面白いことは間違いない。だけど、どうしても初期作のクオリティを求めてしまうので、星3つ。
    最後にもう一度どんでん返しがあってもよかったかな。

    投稿日:2022.08.17

  • あまぐも

    あまぐも

    +++
    傲岸不遜な大スター「花ジン」こと花村陣四郎のパワハラに苦しむマネージャーの北上梁一は、ある夜、一組の男女と出会う。
    秋場という男の放つ危険な魅力に惚れこんだ梁一は、彼をスターにすることを決意。
    その恋人である鈴子も巻きこみ、花ジンから大作映画の主役を奪い取ろうと画策する。
    芸能界の裏側を搔い潜りながら着実に階段を上る三人だが、やがてそれぞれの思惑と愛憎が絡みあい、事態は思わぬ展開をみせる――。

    虚々実々の駆け引きと二重三重の嘘、二転三転のどんでん返しが、
    めくるめく騙しの迷宮に読者を誘う技巧派ミステリの傑作。

    「このミステリーがすごい! 2004年版」第9位。
    「おすすめ文庫王国2015」第1位。
    +++

    一人称がさらりと入れ替わり、時間軸が前触れもなく移動し、知らず知らずのうちに、頭も心も遠い所へと連れ去られていたような印象の物語である。一体誰が騙し、誰が騙されたふりをし、騙されたふりを信じたふりをしているのか。誰もがみな騙し、騙され、騙されたふりをし、騙す演技をしているようである。それなのに、読んでいる間中、深いところでは完全に理解している気持ちになっている。終始騙され続けているのに、いたって心地好い一冊とも言える。
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    投稿日:2021.07.12

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