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宮下洋一 / 小学館文庫 (8件のレビュー)
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総合評価:
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まいまい
とても興味深い本だった。 安楽死について。世界6ヶ国で、患者・医師・家族にルポ。 実際に安楽死の瞬間に立ち会った著者だから描ける衝撃のノンフィクション。 人間の尊厳とは。死生観を問われる。 人間は…必ず死ぬのに、日本では死について語ることがタブー視されがちだと思った。 死は個人のものか、または集団や社会のものか。 自分らしく最後を迎えたい患者たち 人に迷惑をかけたくない日本人 安楽死の選択肢がある事で、精神疾患者には抑止力にもなる。なるほどな。 一口に安楽死といっても種類や定義、解釈が様々あることを知り勉強になった。 続きを読む
投稿日:2024.04.13
べべ
今まで安楽死や尊厳死について、抽象的な定義でしかとらえていなかったが、筆者が実際にオランダやスイスなどの現地で安楽死を試行する医師や安楽死の決断をした当事者にインタビューをしている様子が書かれており、…とても具体的にありありと安楽死を捉えることができた。続きを読む
投稿日:2024.01.10
yumo
オトラジシリーズ。 死のクオリティについて考えさせられる。 自分一人のことだけを考えれば好きなタイミングで世を去らせてほしい。 だけど、残された人達の意志を考えると単純に我を通すのも違う気がする。 答…えが出ない宿題を宮下さんの出されたようなそんな気持ち。 白黒つけられない問題を考える。 その時間ってとても大事な時間だと思う。続きを読む
投稿日:2023.10.18
1542457番目の読書家
超高齢化社会を迎えている日本にあるにも関わらず、安楽死の議論が“ほとんど”ないことに、この本を読んで違和感を感じた。あっても良さそうなのに、ないのは、東南アジア同様の日本の文化なんだろう。カナダでは社…会保障が抑えられたとの分析もあり、日本でも裏テーマとして社会保障が抑えられるという理由で議論されてもおかしくないのに….安楽死制度がないと、儲かるのは….誰だ?続きを読む
投稿日:2023.05.21
chuck
世界中の安楽死の状況について、取材人である筆者が実録として記したのが本書。 まずはスイスから。安楽死といえばスイスを思い浮かべるほど、スイスは尊厳死先進国というイメージがある。 ディグニタスやエグジ…ットという実際の団体や、自殺ほう助を行う女性など、ありのままの現実がレポートされ、夢中になって読んでしまう。 それから、オランダや日本など、いくつかの国の状況も語られる。 日本に関しては、死がタブー化されすぎていると思う。死について考えることは、人生について考えることに繋がる。 「死を決める権利」といった概念が本書には登場するけど、深く賛同しながら読んだ。 一方で、死にたいほどの苦しみに対する処方箋として、周囲のサポートの重要性も上げられ、それはそのとおりだと思った。続きを読む
投稿日:2022.07.08
千
精神疾患で辛くてどうしようもない人は、自殺ではなく安楽死という選択肢があるということを知ることで、とても楽になれるんだと思う。死ぬということは、その当事者だけではなく、家族や恋人、集団意識が絡み合って…いるもの、かもしれないけど、痛みがひどい病気などを抱えてる当事者からしたら、安楽死は本当に良い選択肢なのかもしれない。でも死んでほしくないみたいなのがあるから、人は生き延びようと思えるのだと思う。個人の考え方の死に方、それに伴う集団意識、宗教的な考えからの安楽死の受け入れ方、色々な形があって良いな続きを読む
投稿日:2022.05.09
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