【感想】小林一三

北康利 / PHP研究所
(10件のレビュー)

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  • ina-lib

    ina-lib

    鉄道を起点に沿線の住宅地を開発し、百貨店やスーパーを経営するというビジネスモデルの原型を作った小林一三。また宝塚歌劇を生み出したことでも有名です。そんな彼の人生はまさしく無から有を生み出すというものでした。落ちこぼれサラリーマンであった彼が、どのようにして様々な事業に取り組み失敗し、成功してきたのか、その生涯をたどります。【兵庫県】続きを読む

    投稿日:2020.12.05

  • ikki1982

    ikki1982

    小林一三の浮き沈みの激しい波乱の人生を追体験できる良質なテキストです。私には政治方面の話が少し難しかったですが、宝塚歌劇団、東宝を立ち上げたのはもちろんのこと、コマ劇場を発案したのも彼だったと知り、驚きました。続きを読む

    投稿日:2018.12.15

  • tr26

    tr26

    鉄道や電力といったインフラから映画・歌劇と言う芸術まで、人々の生活と心に火を灯し続けた経営者の生涯を描いた作品。簡潔な言葉を用いながらも、当時の心情の描写が見事で読み応えがあった。

    投稿日:2016.05.24

  • katsuya

    katsuya

    北康利さんらしい躍動感にあふれた描写、その人物が目の前にいるかのような臨場感であっという間に読了。冒頭に記載されている小林の言葉「百歩先の見えるものは狂人扱いされ、五十歩先の見えるものは多くは犠牲者となる。十歩先の見えるものが成功者で、現在を見ぬものは落伍者である。」、大河ドラマでいうと、百歩先が見えていたのが松陰であり、五十歩先が見えていたのが龍馬、高杉、西郷あたりか。十歩先だと伊藤博文、木戸、大久保か。このほか心に残ったのは「成功者はみな困難な時期でもじっと我慢し続け、ほんの一瞬訪れた幸運を逃さずものにしてみせる思い切りの良さを持っている」「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみせよ。そうすれば誰もその男を下足番にしておかない」「世の中に対する貸し勘定をいかに増やすか」続きを読む

    投稿日:2015.10.27

  • haru12345

    haru12345

    小林一三は、いわずと知れた、明治時代の、経営者、阪急電鉄の沿線を開発し、鉄道の需要をはかるという
    私鉄のビジネスモデルを生み出した人です。本の内容は、皆様が、ご存知のとおりです。
    私が、一番印象に残ったのは、小林家の家計図です。元テニスプレーヤーの松岡修造さんが、小林一三のひ孫であることは、有名な話ですが、なぜ姓が、松岡なのか。それは、小林一三が、次男 辰郎を松岡家に養子に出したから。今は、ビジネスがうまくいっているが、今後どうなるか、わからない、ということで、家系存続のため、養子に出したそうです。ちなみに、長女は、サントリーの創業者の長男のもとに、嫁にいっています。まるで、戦国時代の武将のような話です。いまどきの、ベンチャー企業の経営者も、このようなことを考えるのでしょうか。続きを読む

    投稿日:2015.06.23

  • えみ

    えみ

    肉親との縁は薄かった幼少時代だったが、金持ちだった為、慶應義塾に入り豪遊生活。そのままコネで慶応閥が占めてる三井銀行に。金持ちボンボン所以の人脈形成はできたがまだ有能ではなかった。退職後から本領発揮が始まり鉄道事業、阪急デパート、東電再建、宝塚など大衆を集めるアイデアを実践した。小林家が安泰するよう分散して大企業や貴族院との血縁を繋いでいく事で一族も繁栄。銀行、政治家、ライフライン、客商売とどこにでも顔が利くのは強みだわ。続きを読む

    投稿日:2015.06.15

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