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田中啓文 / 集英社文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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tuppence
このレビューはネタバレを含みます
前作の最後で出てきた黒幕? うっそー、あの人をそういう役回りにしちゃうの?!の人はやはり暗躍しているように思われる「三人淀屋」。 佐母二郎たちの活躍がかっこいい。 並四郎はとんでもない災難だったけど、なんともくえないところが好きだわー。 赤穂浪士にまつわる一編は、ひたむきな右衛門七が切なかった。 それにしても、あいかわらず、金にならないことはしないなんて言いながら佐母二郎ってばいい奴なんだからー。 八犬士の伏姫探しは難航しているけど、次は誰が登場かな。楽しみ。八人が揃ったところで何かあるだろうとわくわく。
投稿日:2021.03.27
ちい
淀屋を我がものにしてくれるわ! 豪商乗っ取りを企む邪宗の集団と悪党・左母二郎一味と八犬士がいざ対決! 痛快伝奇時代小説第2弾 いきなり文庫! 蔵で唸る金に目が眩み、豪商淀屋の探索をすることになった網…乾左母二郎一味。妻の病快癒をネタに怪しげな僧侶から法外な御布施を要求されているなど、何かありそうだ。鴎尻の並四郎は僧侶の正体を暴こうと寺に向かうが囚われの身に。もう許せねえ! 左母二郎は八犬士の犬飼現八と事態の真相に迫る(「三人淀屋」)。他、赤穂浪士の父が質入れした家宝から始まる騒動を描く書き下ろし1編を収録。続きを読む
投稿日:2021.03.26
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