【感想】勇気ってなんだろう

江川紹子 / 岩波ジュニア新書
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • momosuke-japan

    momosuke-japan

    このレビューはネタバレを含みます

    勇気をもって自分の信念に素直に生きている人々に、著者がインタビューして、まとめた本。 アルピニストの野口健さん、拉致被害者家族の蓮池透さん、イラクで人質になった高遠菜穂子さん等々に、何が彼らをそうさせるのかについて、語ってもらっている。 

    自分の気持ちに素直に行動することは、時に困難を伴う。困難とは、人に迷惑をかけるとか、理解されないとか、反対されたりということ。だから、素直に生きるには勇気がいる。 私自身、自分の気持ちに素直に、誠実になって、勇気ある人生を送りたいと思っている。だからこの本に出てくる人達の心が手にとるようにわかった。特に高遠さんには感動した。 

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    投稿日:2014.07.09

  • skatsu99

    skatsu99

    自分のいやな面にも向き合い、それを受け入れ、よりよい方向に向かうこと。自分が正しいと思うことは信念を持ってやりとげること。いずれも難しいが、そうなるようにあきらめずに取り組みたい。子供たちにも読ませたい。続きを読む

    投稿日:2013.01.19

  • 深夜

    深夜

     勇気ってなに?
     きっとここには誰の答えもなくて、みんな1人1人が自分の答えを見つけないとならない。苦しくても考え続ける。こころを鍛える。そうすれば少しずつ見えてくるはずだ。
     そう信じる。

    投稿日:2012.03.02

  • grappa

    grappa

    このレビューはネタバレを含みます

    考えさせられる問題ばかり。
    若者向けの本ではあるが、大人も真摯に読むべき本。
    著者は相当がんばって取材をしたという印象あり。
    特に、イラクで人質になった高遠菜穂子さんやパレスチナ問題に対するルポは、興味深い。

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    投稿日:2011.12.03

  • jurgen

    jurgen

    国民全員横並び、出る杭は打たれる、同調圧力、世間体圧力といった日本特有の
    「みんな一緒の暴力」に対して、
    自分と正直に向き合い、自分の信念をいかに貫き通すか?
    その「勇気」がテーマの一冊である。
    どういうわけか最近自分のブログに書いてきたテーマとマッチする本と立て続けに出会うことができた。
    不思議なものだ。

    「勇気」の人として、
    登山家の野口健さん
    元議員の山本譲司さん
    北朝鮮拉致被害者家族の蓮池透さん
    警察の裏金問題を告発した仙波敏郎さん
    イラクで捕まった高遠菜穂子さん
    イスラエルの徴兵制に反対する皆さん
    が取り上げられている。

    とても狙いのよい作品なのだが、
    江川さんの自虐的歴史観が鼻について不愉快であった。
    特に蓮池さんのところではそれが全開で読むに耐えられなかった。
    北朝鮮に対して話し合いで拉致問題が解決すると信じ込んでいるあたりが、
    この人の限界なのだろう。
    とにかく日本は昔植民地支配で悪いことをした、村山談話は正しい、北朝鮮に対する制裁はやめろと
    繰り返し書いてある。
    江川さんはいつから北朝鮮の代弁者になってしまったのだろうか?

    ムカムカしてきて、本を投げ捨てたくなった。
    図書館で借りた本だから、もちろんやらなかったけど。

    イスラエルのところでもナチスのホロコーストに関して、

    昔の日本軍が中国などで行った行為はどうだったのでしょうか。

    なんて出てくる。
    興醒め。

    兵役を拒否して3回も刑務所に入れられたことがあるサハルさんの言葉。

    自分自身の心に正直な決断を実行に移したほうが、
    気持ちはずっと楽なんですよ。
    兵役を拒否すれば、社会から孤立するとは分かっていたけれど、
    軍隊に行けばきっと「これは違う」って悩んで辛かったと思う。
    結局、自分自身に正直であることが一番ハッピーなんですよね。
    そう考えるようになると、
    他の人達から無視されたり批判されたりしても、
    あまり気にならなくなりました。
    自分の良心に従うことが一番じゃないかしら。

    ね?
    せっかくいい取材しているのに自虐的歴史観のせいで、
    台無しになってしまった残念な一冊であった。
    というわけで評価は星ひとつ。。。


    勇気ってなんだろう
    江川紹子
    出版社: 岩波書店 (2009/11/21)
    ISBN-10: 4005006396
    ISBN-13: 978-4005006397
    発売日: 2009/11/21
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    投稿日:2010.10.25

  • 大空を自由に舞う小鳥

    大空を自由に舞う小鳥

    子供向けのようだけど、大人が読んでもためになる。
    イスラエル問題ではいろいろ勉強になり、考えさせられた。
    ユダヤ人が隣人を愛せるようになる日がいつか来て欲しい。

    投稿日:2010.10.15

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