【感想】浅草かっぱ橋商店街 リアル店舗の奇蹟

飯田結太 / プレジデント社
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
0
2
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • mishuranman

    mishuranman

    このレビューはネタバレを含みます

    こういうあり方は残れて野、もうちょっといい加減な町店舗はなくなっちゃうのがアマゾン時代なのかな。いちど行ってみようか。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.08.18

  • yampuru

    yampuru

    素晴らしい経営理念を体現されているお店であると感じると同時に、ちょっときれいごとが過ぎるかなと思わなくもない。まぁ、それも過去の経緯があって「突き抜けた」結果故のこと、何事も突き詰めれば崇高な理念にたどり着くということかもしれません。

    本書で紹介される料理道具はどれも魅力的で、価格はちょっと(いや、だいぶ?)高めですが使ってみたいと思わせてくれる魅力にあふれています。書面上でも十分伝わるのですから、店頭で手に取ってみたら買わずにはいられないかもしれませんね。

    大量生産、効率化、数値化といった現代の常識とされていることのいずれも真逆を追求している点は興味深かったです。”小さい”ものが”大きい”ものに勝つ(いや正しくは生き残るか)ための一つのあり方といってよいでしょう。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.29

  • supermichael211

    supermichael211

    このレビューはネタバレを含みます

     ある方に紹介されて読んだのですが、素晴らしいです! 

     企業広報を担当していると、出版社が「広報戦略の一貫」として売り込みに来ます。思いつくままに話をするだけで、ライターさんが書いて出版してくれるのですが、書籍として企業紹介すると、ブランド・イメージや知名度が上がると言います(印税は山分け)。この本も企業本の類で商品紹介もあったりするのですが、それを割り引いたとしても、十分に素晴らしい内容です。飯田屋という料理道具専門店の内容で、それが何?ですが、一人の人の考え方の変遷を記録したと言えます。

     飯田屋店主を引き継ぎ、社員のためにと、①給与の改善、②休暇の増加、③福利厚生の充実、④働いていることが恥ずかしくない企業づくり、を達成したにも拘らず、社員が次々と退社。退職する社員からは、「みんな、あなたと働きたくないから辞めるのだ」ととどめを刺され、お母さまの薦めで恩師(実は私も存じ上げている方)の講義を受講。その恩師から、「従業員は、あなたや、あなたの会社のために働いているのではない。自分と家族の幸せのために働いている」などを教えられ、全ては単に売上を上げるための手段であったことを猛省して、そこから思考・対応方法を変えていくという内容です。

     売上ノルマなしで顧客対応に160時間使用可(月の就業時間全て)、2万回までなら何度でも問い直してよい、役職者には2000万円までの自由裁量権を付与、など、顧客・社員を大切にする経営に転換。アマゾンが「地球上で最もお客様を大切にする」を標榜しようと、「地球上の『目の前の』お客様を大切にする」なら負けないと、ネットを上回る対面での強みを発揮。商売、というか、人間生活においては、目の前の人を大切にすることに尽きるのだと、改めて思い知らされました。

     文中にある「優秀」の定義は、別の方からも聞いたことがあり、個人的に常に意識していることなのですが、これが本当に活かされているのだと勇気づけられる1冊でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.07.11

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。