【感想】みんなに好かれなくていい(小学館YouthBooks)

和田秀樹 / 小学館YouthBooks
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • aurinko saari

    aurinko saari

    精神科医 和田秀樹さんの本はこれまで読んだことがなかったので、一度読んでみることに。
    精神科医としての知識・経験に基づき、人間関係で生きづらさを感じている若者に向けて、読みやすく分かりやすい言葉を使って、具体的な解決法(対処法)を紹介されています。
    『人間関係で悩んでいる』、『今の人間関係を見直したい』と思っている方にオススメです。私も、読んだことで悩んでいたことの解決法が分かり、安心することが出来ました。

    特に心に残った点は以下の3つです。

    1、『もしも「嫌だな」と感じたなら、「嫌だな」と言っていいのです。』(59ページから引用)

    周りの人と違って良い。自分が嫌なものは嫌。それで良い。
    私は、社会人になってから自分の意見を発言することを控えるようになりました。新人時代に、異質な存在は叩かれることを身をもって体験したからです。
    それ以来、周りの人の意見を聞き、様子を伺い、反対意見を言わないようになりました。
    それに対して、和田さんは、昔の私に語りかけるように言ってくれました。『自分の感覚を信じて行動するというのは、本当はとても誇らしいことなのです。』
    忘れていました。私らしく過ごしていた時のことを。
    これからは、小さなことでも、自分の想い、感覚を大切にしようと思います。


    2、『自分自身の「生きる力」を強化していくことも大事』(108ページから引用)

    自分の強みをどんどん伸ばし、パフォーマンスをあげていく。それが、自分らしさを発揮することに繋がり、自分の魅力アップに繋がる。そうすると、その魅力を認めてくれる人に出会える。ますます自分らしく、幸せに楽しく生きていける。この気付きから勇気をいただいたので、これからは、もっと自分の強みを磨く時間を増やしていこうと思います。


    3、『1つのことができるとうまく回り始める』(133ページから引用)

    子どもの頃、自転車に乗る練習をしたことを思い出しました。初めはペダルを上手く漕げないのに、急にできるようになる瞬間があって、それからはずっと上手く乗れる。
    いろんなことが急に進み始める感覚は、多分、誰でも経験したことがあると思います。
    大人になってもこういうことはあると思うので、諦めずに、ボチボチ続けていこうと思います。
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    投稿日:2023.10.30

  • *YUKO*

    *YUKO*

    とてもシンプルで読みやすいです。
    日本の“みんなと仲良く”“1人でいる=寂しい人”の根強い価値観が、特に学校という社会の中で悪習になっているのは常々感じています。
    少しづつでもこの価値観から脱却し、自分らしく受け入れられ、救われる人が増えていく事を心から願っています。
    多様性の中で、どんな意見、考えも大事に(同意で無くてもです!)されていく事が先ずは必要です。
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    投稿日:2023.08.27

  • しゅふ

    しゅふ

    みんなに好かれなくていい
    という言葉はぜひ子どもたちに伝えたい。

    この本は、だから「みんな」じゃなく、親友を大切に、と言う。
    私自身は「親友」という言葉はあんまり好きじゃない。親友と、そうでない人を分けるような、人を囲うような言葉に聞こえるから。
    でも、自分がどう思われるかとか考えなくていい、大切な友だちや仲間はいる。
    あなたのこと、わかってくれる人たちと必ず出会えるよ、と伝えたい。
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    投稿日:2022.11.04

  • ふも

    ふも

    自立した大人になったら分かるよな〜ってことが書かれているかと思います。
    でも、最近は、友達はいたらいたで楽しいけど、1人でいるのも好きって子の方が増えている気がしますけどね。

    投稿日:2022.03.05

  • どらむ

    どらむ

     自分を大切にしたいと思える本。世の中には、いろいろな世界があり、いろいろなものの見方があり、さまざまな人が存在する。自分の人生は自分だけのもの、我慢して、人に合わせるのではなく、自分自身が楽しいと思えることが大事。
    ✴︎どうがんばっても合わない人はいる
    ✴︎まずは自分のパフォーマンスを上げる
    ✴︎自分の人生の価値は自分で決める
    ✴︎自分を発揮できる世界を探す
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    投稿日:2022.02.08

  • かとのひも

    かとのひも

    このレビューはネタバレを含みます

    〇気持ちがガチガチに固まってしまった人に。少しほぐれると思う。
    動けなくなっていたら、ヒントがあるかも。

    ●友だちは本当に必要か 
     ・ジョン・ボウルビィ
      誰かとつながっていたい気持ち…分離不安
     ・親友を持つ意義
      ハインツ・コフート
      人間には、同じ人間なのだと感じさせてくれる双子のような存在が必要
      一匹おおかみよりも、一人親友がいる人の方が自由に生きられる
     ・競争の回避
      →“褒められたい”思いが迷子になる
      →スクールカーストという歪な階級社会
      “未熟な自己愛”→“成熟した自己愛”
      友だちの数で自己愛を満足させていないか
      みんなと合わせなければ仲間はずれになる?
      ←自分は自分のままでいいよというメッセージを子に伝える
      ←おなじくよりよい人間関係を築くサポートを行う

    ●嫌われるのが怖い?
     判官贔屓と勝ち馬に
     マイノリティのSNS 、マジョリティのもSNS
     「幸せは主観的なもの」自分を信じる」
     人間関係を良くする3つの方法
     ①信頼できる友だちをつくる
     ②自分のパフォーマンスを上げる
      …周りに合わせなくても生きていけるようにする
     ③自分のパフォーマンスが発揮できる世界を探す

    ●本当の友だちをつくる方法
     ①「嫌われない」より「好き」「好かれる」を考える
     ②気の合う人を見定める能力を磨く
     ③一人が駄目でも、諦めずに別の人を探す
     ④はじめから正解を出そうとしない
     
    ●自分のパフォーマンスをあげる
     学歴は人生の選択肢を増やすため
     ←Aという仕事しか選べなくてAの仕事についていることと、A、B、Cの仕事につく選択肢があってA の仕事につくことは根本が違う
     自分のパフォーマンスで生きていく
     ←イチローさん、中田孝さん、著者、著者の娘さんの体験
     失敗するほど成功に近付いている

     人間関係の「期待値」を下げておく
     一人の時間を大切にする

    ●自分を発揮できる世界を探す
     学校という世界がしんどければ、別の世界を探す
     悩んでいた世界の狭さに気づく
     多様なコミュニティに属しておく
     学校とは別の価値観
     新しい環境には、新しい文化
     いじめは犯罪
     大人の価値観が正しいとは限らない
     読書のススメ…いろんな意見・立場・考え方を知る
     1冊の本が勇気をくれることもある
     “正解”は無い
     人生を長い目で見る
     自分の人生の価値は自分で決める
     

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    投稿日:2022.01.12

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