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伊藤亜紗, 中島岳志, 若松英輔, 國分功一郎, 磯崎憲一郎 / 集英社新書 (59件のレビュー)
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suchio
難しかった。利他というものに様々な考え方でアプローチされたもの。所々面白いところがあったし、なるほどと勉強にはなったが、全体としては理解できていない。再読が必要だとは思うが、多分もう一度手にすることは…無い気がする。続きを読む
投稿日:2024.07.16
サウナニウス2世
中島は人間の意思に還元できない利他的行為が存在するのだと言う。利他が宿る器になるために我々がすべきことはなんだろうか。
投稿日:2024.07.01
kijinekodou
冒頭の伊藤さんの話は分かりやすく読めたが段々、理解が追いつけず、最毒が必要と感じた。 全体を通しての印象は「利他」も含め、一見、善い言葉も使うときには正しく理解しなくてはならないということ。特に利他は…その最たるものの一つ、と思った。続きを読む
投稿日:2024.04.03
しんみょー
うつわ的存在であることが大事 今までは、「意思」という概念を使って帰責(その人に責任を押し付ける)ことが責任の概念のコアだと思っていたけど、國分功一郎さんは、中動態の概念を用いることにより、その「意…思」を否定することで、神的因果性(人は運命に巻き込まれて行為させられる、あるいは、自らの行為かわ思ってもいなかった効果をもたらしてしまうこと)と、人間的因果性(その行為をその人間がなしたこと、加害者として人間を捉える)の両方を肯定し、責任を考えることができるという考え方には感銘を受けた。続きを読む
投稿日:2024.03.11
yoshinar
そうそうたる顔ぶれがそれぞれに「利他」について説いているんだけど、何となく見えてくるものがある。特に、伊藤亜紗と中島岳志の利他論に学ぶところが大きい。すなわち……。 利他とは、人のためになることのよう…なとらえ方が一般的だと思うけど、それを意識的にするのは「利他」ではない。何らかの気持ちのメカニズムが働くにせよ、本人的には説明がつかないうちに、自分のためでなく動いてしまうことが利他なのだ。 一生懸命に利他的なよき人物であろうなどと努めてしまうが、そんなことを考えているうちはまだまだということだろう。考えてみれば、利己的な言動だってわざとそうしているのではなく、自然とそうしてしまうからこそ利己的なのだ。利他がその対極にあるのだとすれば、やはり自然と自分のためにならないこと、人のためになることをしてしまうのが利他というわけ。これが大きな学びだった。続きを読む
投稿日:2023.08.15
tetsuya44
ここ数年で注目された「利他」を、東工大のなかにある「未来の人類研究センター」の5人が考察する。世界的にも、パンデミックを乗り越えるためのキーワードとして「利他主義」があげられ、「他者のために生きる」と…いう人間の本質に立ちかえらなければならないと主張されることも。 興味深いと感じたのは、利他が結果的に相手のためにならないケースが起きること、特定の結果を期待、予想した利他的な行動は、純粋に相手のためになるのか、という考察。また、先のパンデミックに関連して発言した経済学者のジャック・アタリは、利他主義を合理的な利己主義だと主張している。ほかに、幸福を徹底的に数値化して、効率的に利他を行おうとする効果的利他主義という考えもあるらしい。同じ寄付で、「より多くのいいこと」ができるのは、どの手段か考えて行動すると。 後半は迷子になった。利他をキーワードに、時には哲学的な考察が続き、なかなか理解できなかったり。続きを読む
投稿日:2023.06.24
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