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ニコラ・ジェンナイオーリ, アンドレイ・シュライファー, 貫井佳子 / 日本経済新聞出版 (1件のレビュー)
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りいた
2008年の金融危機、あのリーマンショックに至る状況とその後の反応、これらの総括を行動経済学の視点から試みる秀作。経済学の基本とされてきた合理的期待仮説ではない、この仮説が成り立たないことを述べる中…、また最近言われるところの適応的期待でもない、顕出的期待という視点からの解釈を追いかけていく。 この金融危機からもう10年以上が過ぎて、たくさんの解釈がなされてきた。また、教訓が語られてきた。そして、金融市場には常に何らかの歪みがある。人々の信念はどこへ向かっていくのか。 ただ事では済まされない金融市場の行方を考えるところで、足下を見つめ直すための良書である。続きを読む
投稿日:2021.12.26
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