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黒川創 / 新潮社 (8件のレビュー)
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reso100
日本へのフライトを予定していた西山優介が突然ウィーンの自宅で自死し、妹の奈緒がその収拾にあたる物語だが、領事の久保寺光、カトリック教会の面々、近所の友人たちが巧みなサポートをしてくれる姿に感動した.奈…緒は幼い洋を連れていたが、久保寺らが支えてくれる.兄の思い出を回想する奈緒だが、会葬者の前での挨拶は素晴らしい構成だった.杉原千畝のことも出てきたのが意外だったが、ウィーンとカウナスが地理的に近いこともあるのだろう.表紙にあるエゴン・シーレの「死と乙女」を久保寺が鑑賞し、その背景を述べている件も良かった.続きを読む
投稿日:2021.10.10
avec toto
自分が歴史苦手疎いので、読みづらかった。妹の視点で描かれているけれど、どうしても女性の視点とは感じられず…題材はとても興味深いのだけれど… 作者の体験に基づいているらしいので、事実の整理のような形で書…かれた感が強かった。続きを読む
投稿日:2021.10.01
dongurinomori
黒川さんの作品を初めて読みました。 この作品の中には作者の語りたい事がぎっしり詰まっていて それぞれが大きな声で前へ出てきそうでありながら それらは控え目に静かな語り口で私の中に入ってきました。 …表紙のエゴン・シーレの絵と共に 心に残る1冊です。続きを読む
投稿日:2021.09.17
asami-to
「何事にも潮時というものはある」という言葉が私には一番響いたけれど。 そうなんだ、海外で亡くなった時の様々な制約にびっくり! 話は悪くなかった。
投稿日:2021.07.17
あつみ
さらっとした読後感です。 兄の死を受けた妹視点で進めつつ、領事の視点もいれて、時空を意識させつつの、ウィーン小説。 あつみ基準 星5:ワクワク、深い情動をありがとう! 星4:素敵な読書時間をありがと…う! 星3:ふつうに楽しみました。 星2:私には合わなかったかも 星1:読まなきゃよかった、、、(現時点で評価実績なし)続きを読む
投稿日:2021.06.19
sifare
「その向こうに、ウィーンの街がある。旧市街地の中核をなすシュテファン大聖堂の尖塔。さらに、はるか遠く、ウィーンの森をまとう丘陵の連なりが、青空のもとに見渡せた。この天地に、どれほどの時間が流れてきたこ…とか。ただ、いまも、こうして風光を眺めている。」 ~ヘルメス・ヴィラの想い出と共に~続きを読む
投稿日:2021.06.15
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