【感想】三島由紀夫 悲劇への欲動

佐藤秀明 / 岩波新書
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • s.kitami

    s.kitami

    一冊だけで理解したかったら、現代ではこの一冊。
     文筆以外にこれだけ色々な事に手を出したのは、自分への劣等感の現われか?
     昭和天皇が人間宣言をし、アメリカの配下に下ったことに憤慨し、天皇殺戮を計画するもかなわず、自衛隊決起を促して自死に至った。今後全集を読み解くのに必要な知識が得られた一冊。続きを読む

    投稿日:2023.01.02

  • PONTEN design

    PONTEN design

    一次資料・二次資料を元にした三島由紀夫評。

    作品というよりも、三島由紀夫その人の全てが身ぐるみ剥がされて見聞されるような印象を持った。

    辛いし恐ろしい。少しだけ憧れる。

    投稿日:2021.05.01

  • koshu

    koshu

    前意味論的欲動という概念を掲げて、三島由紀夫の生涯をバランスよく捉えていると感じた。

    没後50年経っても三島が色褪せないどころかますます存在感が増している理由が、この本を読んでよくわかった。

    投稿日:2021.03.02

  • ふち

    ふち

    著者の言う「前意味論的欲動」の概念がよく分からない。なぜわざわざそんな概念を立てねばならなかったのだろうか。引用する三島の言葉、「悲劇的なもの」「身を挺している」は、なるほど三島理解のキーワードになると思える。続きを読む

    投稿日:2021.02.13

  • ぽん☆ゆ

    ぽん☆ゆ

    三島由紀夫がなぜ自死に至ったのか
    その深い理由等に興味があった

    本著は、彼の作品の解説と三島自身のことについて主に書かれていた

    もっと他の本も読んでみようと思う

    知りたかったことは、よく分からなかったが、作品についてなかなか内容が濃く面白かった続きを読む

    投稿日:2021.01.08

  • nyankoteacher

    nyankoteacher

    著者・佐藤が言うように三島の行動の軌跡を「前意味論的欲動」を軸として描くことに成功しているかどうかはともかく、幅広い爪痕を文学と社会に残した三島のコンパクトな評伝として受け取ることができる。新書というコンパクトな形にこれだけの史料内容をよく収め得たな、とその編集力(編集者の力量かもしれないが)にまず感嘆する。続きを読む

    投稿日:2020.12.30

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